したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

Web誌友会 板/2

1651復興G:2013/06/07(金) 18:42:21 ID:AB6RqYXc

<つづき>

 神さまは宇宙をそっくりくれるというのは、どういうようにしてくれるかというと、私たちは、持っとると自由だと思うけれども、これは思いちがいですね。

 私は、だれにも「服部、お前白墨を持って説明せい」といわれておらん。それをただ私が「白墨を持って皆さんに説明する」というので右の手に白墨を持っている。だれが私を制約したか、私が制約したんですね、皆さん。すると、私はもっとたくさん持てる力があるのに、これだけしか持てん。

 そこで皆さん、持たないということがいちばんいいのであります。それを私たちは、この現象の世界では自分で自分の自己制約をしているんでしょう。そして、なんの自由自在平等があるかということです。

 五尺何寸という肉体の制約、そして私は男だ、私は女だということも自分で自己制約しているんです。それはそれだけに制約しているから、それだけの自由がある。

 神様は宇宙をそっくりくれて、けっして私たちの自由を束縛しない。そっくり預ってくれているんですね。

 銀行に金を預けますと通帳をくれますが、神様はそっくりくれてそっくり預って、どういう通帳をくれたかというと、「心」という通帳であります。

 この「心」という通帳には、男もなければ女もない。『生命の實相』に、人間は死んで霊になったら、男も女もないと書いてある。神様の通帳にも男も女もないんですよ。

 そしてこの通帳は、自他一体のただ一つの通帳であります。
 この一つの通帳から、私は彫刻家だという自分の使命感をもって、彫刻を引き出す。ところが私がいくら彫刻を作っても作っても、これは減りはしない。作るほどふえているんですね。みんなそれぞれがそれぞれの与えられた職場で、力いっぱい生産をして行くならば、どこも減りはしない。

 これが本当にわかったら、およそこの世の中に、搾取するとか、搾取されるということはないということを知らなければなりません。

 神様はそっくりくれて、そっくり預ってくれている。この通帳はですよ、戦災で全国各地の都市が焼けたって、このように復興してきたのは、この通帳が焼けなかったからです。

 災禍にあって無一物になって、この通帳をいっぺんもひろげてみない人がある。そっくりしまいこんで、「もうだめだ」というような人もある。今からでも遅くはない、もしそういう人がいらっしゃったら、その通帳からいくら出しても減らないんですよ。神様のつくった世界は、けっして出したら減るということはない。

 この通帳は自他一体のものですね。自と他が一体であるという自覚を深めて行きますと、自分というものの使命を感ずる。
 そして、人間のからだで言えば、眼は眼の役をするため、鼻は鼻の役をするため、口は口の役をするため、私たちは合理的な生活をする。現象世界は有限の世界ですね。有限の世界で、無限の自由を求めるというのはおかしい。これは自己制約をしているのであります。

 お釈迦さんはこの世界について、「三界は唯心の所現である」と言われた。生長の家ではこれを「心の法則」と言いますね。既成宗教家にお説法をきくと、因果律ということを言います。因縁因果ですね。私はどういう因縁か、とか、どうして私はこういう因果でしょう、どうして私はこんなに業(ごう)が深いんでしょう、などという。

 この因果の法則というのは、昧(くらま)すことはできない。皆さん、よくいうように「蒔かぬ種は生えない。」だれも知らんだろうと思ってやったことが、自と他は一体ですから必ずだれかに知れる。「悪事千里」とも言いますな、皆さん。かくそうたって、かくせない。お米を蒔けばお米が生える。そのお米は、食べればなくなる。そういうようにして、現象というのはまた、なくなって行きよる世界ですね。
<つづく>


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板