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Web誌友会 板/2

1283復興G:2013/05/21(火) 12:43:23 ID:AB6RqYXc

<昭和15年4月9日 名古屋公会堂に於ける谷口雅春先生ご講演 つづき 22>

 『法華経』の普門品を調えて功徳があるのも観世音の霊験に対する信が高まるからであります。兎(と)も

角(かく)今は釈迦如来の預言されたところの末法の世で、仏説の論議のみあって実際なき時代であります

が、その末法の世に教・行・信・証の四つながら揃ったところの、而も一宗一派に偏らず、他宗の冠

婚葬祭の儀式へ進出せず、内面的自覚によって功徳を得る教化運動として出現して末法の世を終末せ

しめ、新天新地を招来せしめ、地上に天国浄土を建設するための教化運動として出現したのが生長の

家であります。既に生長の家の教による功徳は、各自の祖先の宗教をそのまま信じながら起っている

のであって、これは、皆さん自分自身の生活に実現していられて夙(つと)に御承知のことであると存じま

す。まだ実現していられないとしましたら、それは皆さんが信仰を血となり肉となるように行じてお

られないからであります。「行ずる」と云うことは御飯を食べるのと同じことであります。皆さんが

お米の説明書を読んでも、いくらお米について知っても決して腹がふくれないのであります。これは

行じないからであります。お米の説明を聞いても、ビタミンBがいくらあると聞いても腹はふくれな

い。これは食べるという行事によって初めて吾々の血となり肉となるのであります。

 皆さんもこの生長の家の教を血となし肉となして、家庭生活の中に大調和を、隣人に対する愛を、

深切を、行じて行かれる時に、理窟は知らなくとも、一文不知の俗人でありましょうとも、皆さんの

生活に功徳と云うものが現われて来ることは、御飯をお喫(あが)りになって腹がふくれるほどに至極当り前

のことなのであります。本日の昼の講演はこれだけに致しておきます。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 以上で、<昭和15年4月9日 名古屋公会堂に於ける谷口雅春先生ご講演 速記録> (『神の真義とその理解』より) は終わりです。

 ご拝読、ありがとうございました。
 感謝 合掌


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