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Web誌友会 板/2

1084復興G:2013/05/08(水) 23:26:39 ID:AB6RqYXc

<昭和15年4月9日 名古屋公会堂に於ける谷口雅春先生ご講演 つづき 3>

 実は御存知の通り生長の家は何も無しであります。一宗一派の教義がないから、皆さんでもこんな

に沢山公会堂に六千人七千人とお集りになるのであります。若しこれが一宗一派の教義を説くのだっ

たら、他宗の人は集って参りませぬ。老子には「天地の間は、其れ猶お槖籥(たくやく)のごとき乎。虚にして屈

せず、動きて愈々出ず」と言ってあります。私は只今『生長の家』東亜同和版で、毎号「老子の研

究」を載せておりますが、これも生長の家が、一宗一派を説かない、本来教義なしで、空っぽである

証拠でありますが、老子に「槖籥(たくやく)の如き乎」と書いてある、槖籥とは鞴(ふいご)の事であります。鞴は申が空

っぽであるから、幾らハンドルで衝いても中が折れないし、動く度に空気が出て赫々(かっかく)と他を燃やすの

であります。この事が「虚にして屈せず、動いて愈々出ず」であります。生長の家は鞴のように中が

空っぽであって「自分のもの」と云うものがない。だから押しても引いても動くたびに風が出る、風

が出て皆さんを赫々と宗教的信念に燃やすのであります。斯うして喋っているのは「風が出ている」

のであります。すると皆さんが宗教的信念に満たされる。だから「教義、無し」と宗教団体法に依る

届に書いたのは正しいのでありますが、それでは宗教団体法の中にある「宗教」という定義に当て嵌(はま)

らない。当て嵌らなかったら「宗教」として取扱わなくとも好さそうなものですが、強烈な宗教的信

念にまで大衆を引摺って行く力があるので、宗教団体法で取締るほかに管轄すべき官省がない。


 教義の発生

 そこで「教義」と云う欄には谷口雅春著『生命の實相』と書いて置いても宜しい、それから「七つ

の光明宣言」と云うのがあるが、あれを「教義」の項に書いて置いたらいいじゃないか、と云うこと

を文部省で指示されたのであります。その七つの光明宣言の第一条には、御存知の通り、

一.、吾等は宗派を超越し、生命を礼拝し、生命の法則に随順して生活せんことを期す。

 こう書いてありますが、宗派を超越していると云うのですから、一宗一派ではないのであります。

皆さんの中には宗教と認定せられたことを、宗教臭くなったと思って残念に思われる人があるかもし

れませんが、「生長の家は一宗一派に非ず」と云うことが生長の家の教義の第一条に明記されて、宗

教として認められたのであります。而もその教典としての『生命の實相』は「尚続々執筆せられつつ

あり」と附言されているのでありますから、固定した教義を有(も)っていないままで、信仰に人を導く力

が強すぎるとして、単なる文化運動以上にあるものとして、宗教として認定せられたのであります。

<つづく>


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