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Web誌友会 板/2

1061トキ:2013/05/08(水) 11:56:11 ID:.EGbH5eE
 たぶん、谷口雅宣先生の認識にあるのは、現代文明の閉塞感と問題点だと思います。
環境破壊やエネルギーの浪費で、このままだと人類は滅亡してしまう、という危機感があるのでしょう。
また、テロや戦争と言った問題も世界中に蔓延しています。その戦争の原因の大部分は、エネルギー問題
である以上、エネルギー問題への解決が大事である、という認識もおもちだと思います。

 今、中国では環境破壊が激しく、河川は汚染され魚もすめなくなり、空気に至っては計測機器が測定不能
である、という状態になるほど汚いとききますが、彼に脳裏にあるのは、そういう光景でしょう。

 しかし、ここまで高度に発達した社会で、今更、科学技術を否定した生き方は出来ないのも事実です。
そこで、人間の欲望を押さえる事でエネルギーの消費量を減らすと共に、科学技術を旨く使って人間と
自然との共生できる世界こそが、あるべき理想であると考えているのでしょう。

 そのためには、生長の家という組織を使って呼びかけるだけではなくて、実際に、どういう生き方を
するのが理想か、という事を社会に示すのが、現代の宗教界の使命である、と思っているのではないか
と思います。彼が「精神論の時代は終わった」と言い出したのは、つまり、生長の家という組織が手本
を見せて、世界がそれを手本にして欲しい、という発想があるのでしょう。

 「森のオフィス」なども、学者や建築家からは高い評価を得ていると聞いています。(もっとも、あれ
だけの金をかけたら、スゴいものが出来るのは当然ですが)

 賛成するか、どうかは別にして、それはそれで一つの見識だとは思います。

 ただ、問題は、そういう環境保護への過大な傾倒が、実際に組織運動に極めて悪い影響を与えている
事です。信徒は減り、部内の士気は低下し、救済力は落ちています。本部の人達はどう考えているかは
知りませんが、現場、あるいは部外の人から見たら、「ああ、“新しい文明”とやらは、結局、机上の空論
だ」と完全否定する方向になると思います。

 私は、現場の雰囲気を見ていると、大半の人が、谷口雅宣先生を支持していないので、このチャレンジは
結局、失敗すると感じています。また、これは私の縁者の「一白鳩会員」が言っている事ですが、総本山
から「鎮護国家」を外した事で、谷口雅宣先生の運命は決まったと話しています。まあ、これは、「一白鳩
会員」の勝手な霊感ですから、信用できるかどうかは別ですが。

 そこで、考えるのですが、現場から猛烈な反発が出ているのは、谷口雅宣先生が社会通念上、考えられない
ほどのトップダウンの常習者で、しかも、そのことごとくが失敗しているからです。(ただ、私は、そういう
認識でいますが、もし、異論がある方はご投稿をお願いします。)。しかし、やり方さえ違えば、成功した
事例は多数あると感じています。

 もともと、環境保護路線というのは、谷口雅春先生も御教示されていた部分はあります。ですから、手順を
踏んで、かつ、バランスを考えて運動へ取り入れたら、現在の本流復活派でも賛成できる部分があるのです。
 それを強引な手法で強行し、かつ、救済を無視した以上な環境保護への傾倒が、多くの信徒の反発をかった
ものだと思います。

 吉田國太郎先生が、二階にいる人が外に出る時に、階段を使えば怪我もなしにいけるのを、二階の窓から
飛び降りるから怪我をするのだ、と「常楽への道」で書かれていました。現在の総裁のやり方もそれと似ている
と思います。

 その意味では、谷口雅宣先生の指導については、惜しまれてならないと感じます。


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