したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

996うのはな:2013/10/15(火) 20:10:25 ID:JQo8Ak6I

 沖縄県の八重山諸島は尖閣諸島を有する「国境の島々」である。
近年、中国による領海への相次ぐ不法侵入事件で全国的にも注目されることが増えたが、
島々を異常な熱気に包み込んだもう一つの〝事件〟があった。

 200日もの長期にわたって島民を翻弄し続けた「八重山教科書問題」である。
私は石垣島に生まれ育ち、沖縄本島の大学を卒業したあと、1999年、八重山の新聞「八重山日報」に
入社した。石垣島を拠点に記者として取材活動している。12年目の2011年夏、この問題に遭遇した。
翌年2月に問題が一応決着したあと、時間を置いて一連の経過を振り返ってみたが、やはり前代未聞の出来事だと思った。

 2012年4月から使用される中学校の公民教科書に、従来の自虐的な教科書を正そうとする「日本教育再生機構」のメンバーらが
執筆した「育鵬社版」が選ばれたことをめぐって、反対派、賛成派が激しい攻防を繰り広げたのである。
 この問題を、発端から決着まで、つぶさに取材する機会に恵まれた。私は会社から編集長の肩書を与えられていたが、少人数の新聞社で、一人何役も
こなさなくてはならない。取材を他人任せにできず、結果として、発端から決着までを自分の目で見届けることができた。

 八重山日報は1977年、沖縄タイムスに社会部長などを歴任した宮良長欣が私財を投げうって創立した八重山のローカル紙である。
石垣市、竹富町、与那国町で購読され、沖縄本島や本土にも若干数郵送で配達されている。
 八重山には、すでに1950年に創刊された「八重山毎日新聞」があり、圧倒的なシェアを確保して1紙独占体制を築いていた。
部数は約1万4000部。これに加えて、「県紙」と呼ばれる沖縄全域をカバーする新聞は、「沖縄タイムス」と「琉球新報」の2紙。発行部数は
公称で計約30万部。いずれも、育鵬社版の採択を厳しく批判した。

 これに対し、八重山日報は約6000部だが、育鵬社版の選定を評価する報道姿勢であったため、他の3紙と論調が激しく対立した。
事実上、30万部対6000部の戦いだった。

『 国境の島の「反日」教科書キャンペーン 』
  沖縄と八重山の無法イデオロギー  八重山日報教科書問題取材班・沖新城誠 著


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板