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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

995うのはな:2013/10/15(火) 19:13:11 ID:.C1e.mxc
 憲法は「改正」ではなく、「廃止」もあり

 日本国憲法に関しては、改正論ではなく「廃止論」というものもある。
現憲法はアメリカ占領下で作られたものだから、国際法上は無効であるというものだ。
 憲法廃止の規定は憲法にないので、国会の過半数の議決、あるいは総理が廃止すると表明することに
よって内閣が廃止できる可能性がある。つまり、憲法改正より廃止のほうがハードルは低いように思える。

 ただ戦後六○年以上も憲法として扱ってきた実績があるので、廃止するにも内外から独裁政権との批判を浴びる恐れがある。
恐らく現体制を維持したいアメリカも相当強い批判を向けるであろう。
 我が国では憲法を読んだことのない人たちも多い。憲法を改正するには国民的議論が必要であるが、「衆参両院それぞれ総議員の
三分の二以上の賛成で憲法改正を発議できる」という「憲法九六条」の修正について議論を進めれば、多くの国民が憲法について理解を
深めることになると思う。

 現在の段階では、憲法九六条の改正要項である「三分の二」を「二分の一」に修正することを目標にする安倍さんの方針は正しいのではないかと思う。
それから本丸である「憲法九条」の改正ということになっていくのだろうが、その前に現行憲法の「前文」から直さないといけない。
 日本国憲法の前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との文言がある。
これがまさに自虐観史そのものであることに、どれだけの日本人が気付いているだろうか。

 私なりに読み解けば、「日本とは違って世界の国々の人々は平和を愛し、公正と信義に厚くいらっしゃるので、日本はそういう国際社会を信頼して、
自国の安全を保っていくことを決めました(だから戦力は持ちませんよ)」ということである。
 つまり、「日本が軍を持たなければ世界の平和は保たれます。日本以外の国は公正で信義も厚いので、日本は彼らに身をゆだねて生きていきます」と
宣言しているのだ。いくら日本が謙遜や謙譲の国だと言っても、ここまで自分を卑下して、世界に隷属する必要はあるのだろうか。

「諸国民」のところに「中国」や「ロシア」、「北朝鮮」を入れてみろと言いたい。
彼らを信頼して、安全を保っていくと、我が国の憲法では言っているのである。そもそも彼らが平和を愛しているのか。現行憲法前文のおかしさがすぐにわかるだろう。
私自身は、憲法はゼロから作り直したほうがいいと考えている。

 だいたい「国を守る」という国家として一番重要で基本的なことについて、軍を持てるとか持てないとかで意見が割れたり、どちらにも解釈できたりするような憲法が、いい憲法で
あるわけがない。
「前文」は当然直すべきだが、他にも多くの問題がある。憲法二四条は「家庭生活における個人の尊重と両性の平等」として婚姻のことが書かれているが、条文二条には「離婚並びに
婚姻及び」という文言がある。婚姻より先に離婚が書いてあるのはどう考えてもおかしい。結婚しないで、先に離婚するとでもいうのだろうか。

  『安倍晋三論』 田母神俊雄 著


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