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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

991うのはな:2013/10/13(日) 19:13:14 ID:DtyaxJbM
  「自虐史観」は政策に大きな影響を与える

 日本の国民は意外と知らないのかもしれないが、先の大戦、つまり「第二次世界大戦」という戦争の呼称は、
一九四一年の東條内閣の閣議決定により「大東亜戦争」という名称と定義を定めたものだ。
 なぜなら、この戦いはあくまでアジア諸国における欧米の植民地支配の打倒を目指すものであると規定したからである。

 そして敗戦後の占領下で、アメリカに「大東亜戦争」という言葉は公文書では使ってはならないと禁止されることになった。
「大東亜戦争」という言葉から国家神道、軍国主義、国家主義が連想されるという理由で、アメリカはこれを排除しようとしたのである。
 その結果、出版物にも検閲が入り、「大東亜戦争」はすべて「太平洋戦争」という言葉に書き換えられたという歴史がある。

 この「大東亜戦争」という戦争を、いったいどういう戦争だったと見るのかということが、戦後の日本政府の政策をことごとく方向づけてしまっていると、
私は思っている。
 歴史認識というと、ただ単に昔のことで、「過去を振り返ってもしょうがない」と片付けてしまう人もいるが、それは間違っている。
あの戦争を現在の日本政府がどのように認識しているかということは、非常に重要なことである。歴史の真実に目を向けない国家は、本当の意味での国民の幸せや未来を
語ることはできない。外交や安全保障、教育など重要な国策の根本にあるものは、厳然とした歴史であり、それに導かれる国民の「歴史観」から発露されるものでなければならないのである。

 もし、戦前の我が国が悪の帝国で、中国大陸や朝鮮半島、そして東南アジアなどを侵略して多くの国々に迷惑をかけたという歴史認識を持っている政府であればどうか。
今後もいままで続いてきた自虐史観外交・謝罪外交を繰り返すしかないだろう。我が国を世界から尊敬される、強い独立国にすることなど到底期待できまい。
 正しい歴史認識を持った政府が誕生したそのときこそ、日本は真の独立国となり、揺るぎない誇りと世界平和のために、その役割を果たしていくことだろう。

 歴史は誰が作るのか。「歴史は勝者によって作られる」という言葉通り、歴史は戦勝国が作るものだ。
まさに「勝てば官軍、負ければ賊軍」の世界である。
 六八年前、日本はアメリカとの戦争に負けた。以来、日本は戦勝国アメリカの作った憲法と歴史観を強制され続けてきた。
正義の国、民主主義国家のアメリカに対して、極悪非道の独裁国家である日本が、卑劣な戦いを挑んできたという物語である。

この悪の帝国・日本の息の根を止めるために、沖縄で一〇万人近い非戦闘員を、東京大空襲で一〇万人の市民を、さらに広島で一四万人、
長崎で七万人の犠牲者を出した原子力爆弾の投下など、全体で八○万人にも及ぶ一般市民を巻き添えにするしかなかったというのが、民主主義国家・アメリカの
歴史観なのである。これでもし、日本が悪の帝国ではなかったとしたら、アメリカの罪は計り知れないものとなる。

 しかし戦後、「日本が悪かったからしょうがない」という自虐史観が教育現場や歴史資料館で植え付けられ、マスコミ報道や有識者発言等で流布され、あたかも
それが真実かのように日本列島に蔓延していくことで、アメリカの罪は見逃されてきたのだ。
 もし日本が本当の意味での独立国家ならば、戦後アメリカによって刷り込まれてきた歴史観から、どこかの時点で解き放たれてしかるべきであった。
だが、歴代の政権はアメリカの作った自虐史観にとらわれ、アメリカの顔色ばかりうかがい、アメリカの歴史観から脱却することができなかったのである。

     『安倍晋三論』 田母神俊雄 著


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