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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

974うのはな:2013/10/09(水) 12:52:31 ID:.SonET4Q
   「土人」は愛の言葉

 日本兵とペリリュー島の人々は共に語り、唄い、手をつなぐ。固い友情が育まれ、
「島民は日本軍人を愛してやまなかった」と言う。
 戦争末期、いよいよアメリカ軍が押し寄せてくる。実質戦闘員約15倍、兵器物量約600倍の
圧倒的にアメリカ軍有利な戦局。日本軍玉砕は確実だった。

 島民は「愛する日本兵と共に戦い、自分たちも死んでいく」と覚悟を決め、中川州男守備隊長へ、
「自分たちも戦わせてください」と申し入れる。
 日頃、温厚な隊長は、その言葉を聞いた瞬間、激高し、「帝国軍人が貴様らごとき土人と一緒に戦えるか!」と
大声で怒鳴りつけた。「土人?」「一緒に肩を組み、歌を唄った日本兵たちの思いは見せかけだったのか?」
「やはり、こいつらは自分たちを見下げていたのだ」と人々は怒りと悲しみで拳を震わせた。

 島からの避難船に島民は乗り込む。日本兵は誰一人として見送る者はいない。
日本人への怒りと悲しみの思いがあふれる。船が避難先へ向かうため、島を離れた瞬間、日本兵全員が真っ白な砂浜に現れた。
死を覚悟した日本兵たちが笑顔で手を振り、「達者で暮らせよー」と声をかける。

 一緒に唄った日本の歌を大声で唄っている。涙で顔を濡らす兵士もいる。
そして、その先頭には「土人」と自分たちを侮辱した中川隊長の姿があった。
ペリリューの人々は悟った。「土人」、あの言葉は自分たちを救うため、自分たちを戦闘に巻き込まないためだったと。
 島民の目からは、止めどもなく涙があふれた。

『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』 一般社団法人アジア支援機構代表理事 池間哲郎 著


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