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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

926アクエリアン:2013/09/18(水) 20:10:03 ID:A/BtFVdU
三島由紀夫さんの「文化防衛論」からの引用です。

文化の全体性と言論の自由の関係について三島さんの持論を展開しているところです。

さすが、三島さんらしい鋭さを感じます。時々、日本人は、こういう全体主義への警鐘を鳴らしている文章を読む必要はあると思っています。

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そもそも文化の全体性とは、左右あらゆる形態の全体主義との完全な対立概念であるが、ここには詩と政治とのもっとも古い対立概念がひそんでいる。文化を全体的に容認する政体は可能かという問題は、ほとんど、エロティシズムを全体的に容認する政体は可能かという問題に接近している。

左右の全体主義の文化政策は、文化主義と民族主義の仮面を巧みにかぶりながら、文化それ自体の全体性を敵視し、つねに全体性の削減へ向かうのである。言論自由の弾圧の心理的根拠は、あらゆる全体性に対する全体主義の嫉妬に他ならない。全体主義は「全体」の独占を本質とするからである。

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