したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

7798トキ:2018/05/26(土) 11:09:01 ID:lIzG5fU.
 籠池さんご夫妻が保釈になってマスコミに登場されていました。籠池さんについては、色々な話を聞いていますが、これから裁判を控えているので、迂闊な事は書けないので遠慮しておきます。ただ、マスコミはまだこの問題に関連して、個人の責任を追求するスタンスで色々と書いています。

 それに関連して思い出したのは、日本テレビの社長や会長を務めた氏家齊一郎氏(故人)のオーラルヒストリー「昭和という時代を生きて」(岩波書店)という本のことです。これは有名なスタジオジブリが発行している雑誌「熱風」に連載されていたものを本にしたものです。
それを読むと、213ページに読売新聞の本社の国有地の用地の払い下げに政治家を使ったと書いてあるのです。朝日新聞からサンケイ新聞まで、全部、国有地の払い下げを受けているのです。だったら、国会は、今後、国有地の払い下げについて明確な手続きを作る、という方向で動いたらいいのにと思います。

 余談ですが、氏家さんは、東大在学中は熱心な共産党の活動者で、共産党の上田耕一郎氏や不破哲三氏と同志の関係にあった人です。そのせいか、本の大半は共産党時代のことが書いてあります。
面白かったのは、戦後のマスコミは共産党が支配していて、あまりにもそれが目立つので占領軍が抑えにかかったと書いていることです。例えば、朝日新聞などは600人ほどの秘密党員がいた。読売新聞の場合は、読売争議という有名な事件で共産党員のほとんどが結果として追放されたので、60名ぐらいしか残らなかった。
戦後の朝日新聞と読売新聞の論調が違うのはそのせいだ、と書いているのです。ちなみに読売新聞についての記述は、読売新聞出身の共産党幹部(その後、除名)の増山太助氏の「戦後期 左翼人士群像」にも詳しく書かれています。

 秘密党員と言えば、戦後の代表的な作家だった松本清張氏も共産党の秘密党員だったとされます。松川事件で死刑から無罪になった佐藤一氏によれば、松川事件についての極秘の共産党の会議に佐藤氏が出席したら、松本清張氏がいたみたいです。(「白鳥事件 偽りの冤罪」渡部富哉 同時代社 220ページ)

 つまり、戦後のマスコミは、共産党支配下で動いていたマスコミと、それを抑えようとしたGHQの争いという時期が続き、それが現在でも影響していると思います。氏家氏は、マスコミは反権力ではなく、非権力でなければいけない、と発言をしています。是々非々で行くべきだ、ということでしょうが、おそらく平成の次の時代のマスコミはそういう時代になるような気がします。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板