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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2
736
:
うのはな
:2013/08/09(金) 20:27:15 ID:NkN0E6Fs
田久保
靖国神社に行くことは、日本人の「心」と向き合うことですからね。
靖国参拝を軍国化、右翼化と見るのは間違いです。靖国神社は、明治二年(一八六九年)に明治天皇によって、
明治維新最後の戊辰戦争で亡くなった人たちを祀るためにつくられました。
東京招魂社と呼ばれていましたが、明治十二年(一八七九年)に靖国神社と改称され、第二次世界大戦まで、日本の国を守るために
亡くなった人たちを祀ることになったのです。西洋では死後に魂は天国へ行くことになっていますが、われわれは古代から霊魂はどこかに浮遊していて
それを招き寄せることで生きている者と亡くなった者とが対話できるという考え方をもっています。
日本のために戦った人たちの霊が帰ってきて、生きている者と対話する場所が靖国神社ということです。
日本では亡くなった人はみな等しく神様で、もちろん死者の霊魂にA級、B級といった区別はありません。
アメリカの新聞や学者の書いたもののなかには、いまだに「軍人が埋葬されている」との表現がありますが、あまりに無知だ。
日下
日本人の宗教心を踏まえて補足しましょう。日本精神について先ほど、あらゆる世界思想や宗教を全部混合して咀嚼し、自分にとって都合のいいもの、
優れたものだけをとっていると言いました。一般の日本人は西洋でいうreligion(宗教)はないけれども、宗教心、信仰心はもっています。
「八百万の神」などと言ったり、外国から渡来したプリンシプル(原理原則)で割り切るようなものを取り入れたり、リアリズムで考えた常識的なものも
取り入れて、それらを適宜使い分けている。そうした日本人の宗教心を踏まえて考えないと、靖国参拝は理解できません。
明治政府ができて、国家として軍隊をもつようになると、日本は外国とも戦うようになりました。
軍隊には仏教徒もいれば神道の人もいます。仏教徒は、阿弥陀仏のところへ行ったり、極楽へ行ったりするし、行いの悪かった人は、犬畜生に生まれ変わる。
ところが神道の人は、極楽には行かない。どこへ行くかわからない。そういう違いがあります。
それで兵士たちが宿舎で「(死んだら)もう会えないね、寂しいね」と話しているのを聞いて、こんなことでは強い軍隊にならないと思って、明治政府は「東京招魂社」
をつくった。これが靖国神社の始まりです。
「強い日本」を取り戻すためにいま必要なこと PHP刊
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