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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

7347アクエリアン:2017/12/28(木) 10:23:58 ID:/27y8nKM
>>7339

 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 ダライラマ法王「(中国の)目的はよいが、方法は武力行使に頼っている」
「調和は信頼がなければ生まれず、信頼こそが友情をもたらす」

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ダライラマ十四世、ロブサン・ゼンゲ首相、櫻井よしこ
 『チベット 自由への闘い』(PHP新書)
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 日本人はチベットに対して名状しがたい親しみを感じている。
ダライラマ法王が来日されるたびに大がかりな歓迎会が全国各地で、名刹で催され、ときに講演会を開催されると、どこもかしこも超満員の盛況となる。ダライラマの精神講話を聞きたいからだ。
 ところが日本人は知らないことがある。
 中国がチベットでいかなる残虐な虐殺を行い、いまも人権弾圧を強めていることに関して、メディアは北京の顔色を窺っている所為か、正確に伝えない。あるいは大事な案件を無視する。このためチベットのダークサイドを知悉する日本人は極少数である。
 本来は「チベットの動物」であるパンダが赤ちゃんを生んだというので長蛇の列を作る付和雷同組は、北京の詐術に引っかかっているだけである。
 本書の序章に言う。
 「中国共産党の侵略は、一定のパターンで行われる。侵略は、嘘と猫撫で声から始まる。目指すべき地に足を踏み入れるや、獅子身中の虫のように一挙に広がる。取れるものは取り、滅ばせるものは滅ぼしていく。中国共産党の支配下に置かれた周辺民族は、現実にそのような悲劇に見舞われている。チベットではチベット仏教が厳しく弾圧されている。民族の誇りが根こそぎ奪われ、それに抵抗する者は圧倒的な力で物理的に粛清・鎮圧されていく」
のである。

 本書は櫻井よしこ女史とダライラマ法王ならびにチベット亡命政権の初代首相となったセンゲ氏との対談、ならびに国家基本問題研究会が開催した講演会、シンポジウムの記録で構成されているが、どのページを開いても、チベット人の悲哀が伝わってくる。
 「チベットの自由は日本の自由だ」という悲痛な叫びともとれる訴えに私たちは真摯に向き合う必要がある。
 じつは1954年から55年にかけてダライラム法王は何回か毛沢東と会談している。「彼らの目的は、新たな社会の創造、すなわち階級のない平等な社会」の筈だったが、途中にからひん曲がり、およそマルクス主義とは無縁の差別社会が実現した。
 改革開放以来とりわけ胡錦涛は「和諧社会」なるものを呼びかけたが、ダライラマ猊下は、こう言われる。
「調和という目的はよいが、方法は武力行使に頼っている。これが問題です。調和というのは信頼がなければ生まれず、信頼こそが友情をもたらす。」
わたしたちはチベットの精神的支柱、仏教指導者の箴言に、もっと耳を傾けてしかるべきであろう。


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