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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

5764「訊」:2016/12/27(火) 06:26:10 ID:otzau7q6


<註>



※  AWACS



 戦闘機のレーダーは、空全体を見回すようにはできておらず、パイロットは、戦場を概観することはできない。このため、地上にある空戦指揮所等からの適宜の指示があると、防空戦闘は著しく効率化する。
 AWACSとは、そのレーダーサイトと空戦指揮所をひとまとめにして空中に持上げたようなシステムである。

 AWACSは、長時間の対空が可能な輸送機に搭載した、戦闘機より強力なレーダーによって、敵機の存在を、超低空に所在していようとも遥か遠くから探知する。そして、その動きを見張りながら、味方戦闘機が空対空ミサイルをいちばん効果的に発射して命中させられる位置まで誘導してやれるのである。

 もちろんAWACSは、味方戦闘機よりずっと後方(敵機の長距離空対空ミサイルでも届かない距離。100キロ以上ならまず安全だろう)で旋回をし続ける。
 (中略)
 これを持っている空軍と、持っていない空軍とでは、勝負にならない。戦闘機の性能など、ほとんどどうでもいいぐらいの差が生ずるのだ。もう何十年も前からとっくにそういう時代に入っている(中共はそのことを湾岸戦争後に再確認した)。

 なのに、超高額な最新戦闘機をたくさん買い続けたい各国の空軍インサイダーたちは、決してそんな真相(新型戦闘機よりもAWACSやデータ・リンクへの投資のほうが、決定的な意味がある)を、誠実に世間には説明しない。
 飛行機オタクたちに雑誌を買ってもらいたい専門系出版社も、その利害の共同体として、空軍インサイダーの嘘を補強してやらねばならない。

 いきおい不勉強な外務官僚などは、戦闘機のカタログ・スペッツや帳簿上の数列だけを比較して、「中共空軍は侮れない」だとか「航空自衛隊は劣勢だ」とか、戦争する前から夢遊病者のような世界把握をしているのだから、日本政府が中共相手にいつまで経っても正気の外交ができないのも不思議ではなくなるのである。
 
 中共空軍は、「外見だけ」それらしきAWACSを4機ほど保有している(10年経ってもそれ以上に増やせない。なぜなら失敗作だから)。
 その中身は、意味ある「戦力」としては限りなく「無」に近い。したがって、それぞれAWACSを有している自衛隊とも、また米軍とも、中共空軍は勝負にならない。

(兵頭二十八著書『こんなに弱い中国人民解放軍』より)


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