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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

5171求道者:2016/09/23(金) 19:23:28 ID:bchJCGGs
維新政党・新風の環境方針、いいね!

(以下、引用)

『環境』政策方針
維新政党・新風本部政策委員会
平成十一年二月


 環境問題は人類共通の文明的重要課題であり、宇宙船地球号の危機が叫ばれて以来、人々の意識も大きく目覚めつつある。戦後におけるわが国経済の急速な発展は、自然の許容量を上回り、公害の先進国となつた。しかも、環境汚染、環境破壊を単なる公害と認識したことは、事態の深刻なる本質を見誤り、その対策を遅らしめる結果となつてゐる。わが国政府は、この問題に環境庁はじめ地方自治体としてもそれぞれ取り組んではゐるが、未だ表層的な働きかけに終始し、産業・経済・教育などを含めた総合的な立場から問題解決を図つていかうといふ姿勢には至つてゐない。

 現代科学の今後の進歩は、地球環境破壊の反省から、自然環境との共生を前提とした科学技術へと方向転換をしていく必要があり、既にその動きは少しずつではあるが進みつつある。同時に、文化・風土を内包する民族や国家が持つ固有の環境遺産をも尊重し、自然環境とともに環境問題の一環として捉へていく姿勢が大切である。

  環境問題は一国のみで解決できる問題ではなく世界的規模の対応が必要であり、人類の存続に関はるものである。わが国は国際社会において環境問題を積極的に提案し叡智を結集して、その解決のために行動を起こさなければならない。

一、資源再生制度の促進

  現在、廃棄物(エミッション)をなくし、資源循環型社会をめざす「ゼロエミッション」構想が提唱されてゐる。環境保全といふ地球規模の課題に答へる経済システムが求められてゐるのである。

  資源浪費・環境破壊型の経済システムを改め、環境負荷の少ない、資源循環型の経済社会システムの構築といふ大目標に向けて国民が結束して取り組むことが、今日の憂鬱な時代を抜け出すためにも有効な方法である。

 日本民族には、昔から自然と調和し共生してきた長い伝統があり、江戸時代といふ模範もある。公害克服や自然環境の修復、さらに資源リサイクル、植林などの分野では、世界の先端をいく多様な技術を持つてゐる。国を資源循環型社会へ切り換へていくために必要な資金もある。ただ一つ欠けてゐるのは、さうした方向に日本を変へていかうとする断固とした国民の意志(消費者と企業の双方)とその代表者たる為政者の決意である。

  特にゴミ処理は、どの自治体においても処理能力の限界性が大きな社会問題であり、財政上の圧迫要因ともなつてゐる。その解決策としては、生産者と流通業者の責任が一段と問はれなければならない。

  鹿児島県の屋久島は今、廃棄物ゼロ社会の実現に向けて大きく第一歩を踏み出してゐる。世界自然遺産に指定される少し前、屋久町・上屋久町の二つの町議会が、環境先進地域をめざす「屋久島憲章」を議決し(平成五年七月)、新時代の屋久島の進む方向をはつきり打ち出した。

  島の資源の徹底利用、島から化石燃料の追放、廃棄物ゼロ社会の三つの目標を掲げてをり、既にいくつかの大きな成果を上げてゐる。屋久島方式は、我々の大きな指針であると言へよう。

二、海洋河川汚染防止

 わが国は、山紫水明の国と言はれて水資源の豊富さを誇つてきた。海や河川はあらゆる不浄を浄化できるものと信じられてきたが、海洋河川の自浄能力・自浄作用が無限であつたのは遠い過去のことである。

  洗剤などの生活排水や工場排水による水質の汚染は、様々な魚類の生息に害を与へてゐる。生活排水や工場排水の規制が一層強化されなければならない。

  また、コンクリートで固められた河川は単なる用水路となり、自然の浄化作用を全く失はしめる結果を招いてゐる。そして、河川から海への出口には河口堰が建設され、アユやマスは海と川を自由に上下することができなくなり、その姿を消してしまつた。

  生きた河川を殺して、生物の棲めない用水の流れにしてしまふ護岸的発想から、洪水などへの安全を踏まへつつ自然を再生する河川へと転換が図られねばならない。
【続く】


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