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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

503うのはな:2013/06/06(木) 18:15:51 ID:gsc0Y.lE
       天皇制への反逆

石原 三島さん、変な質問をしますけど、日本では共和制はあり得ないですか。
三島 あり得ないって、そうさしてはいけないでしょ。あなたが共和制を主張したら、おれはあなたを殺す。
石原 いや、そんなことを言わずに、(笑)もうちょっと歩み寄って。その丸薬、ぼくは飲めない。
三島 きょうは幸い、刀も持っている。(居合抜きの稽古の帰りで、三島氏は真剣を持参していた)
石原 はぐらかさないで。つまり日本にたとえば共和制がありえたとしたら、日本の風土とか、伝統というものはなくなりますか。
三島 なくならないと言ったでしょ。伝統は共産主義になってもなくならないと言ったじゃないですか。
石原 それをつくったもっと基本的な条件はなくなりませんか?
三島 なくなります。
石原 ぼくはそう思わない。
三島 絶対なくなる。
石原 それはもっと土俗的なもので、土俗的ということもちょっと夾雑物が多過ぎるけれど、本質的なものはなくならないと思いますね。
   ぼくは何も共和制を一度だって考えたことはないですよ。
三島 そりゃまあ、命が惜しいだろうからそう言うだろうけど。(笑)
石原 ぼくだって飛び道具を持っているからな。
三島 そこに持ってないだろ。
石原 あなたみたいにナイフなんか持ち歩かない。
三島 だけど文化は、代替可能なものを基礎にした文化というのは西洋だよ。あるいは中国だよ。
   日本はもう文化が代替可能でないということが日本文化の本質だ、というふうにぼくは規定するんだ。
   だから共和制になったら、代替というものがポンと出てくる。代でかわることだよ。共和制になったら日本の文化はない。
石原 つまりシステムというのはほんとに仮象でしかないね。

   『三島由紀夫の日蝕』 石原慎太郎 著


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