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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

4366アクエリアン:2016/05/01(日) 09:58:35 ID:P2x.ck9M
日本会議はいろんなメディアで取り上げられていますね。

「論壇時評 (東京新聞)「日本会議」の実態に迫る 信仰を超え改憲へ一丸
中島岳志(なかじま・たけし=政治学者、東京工業大教授)」より、転載

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日本会議は日本最大の保守系団体といわれ、安倍晋三内閣に大きな影響力を保持しているとされる。現在、動向が最も注目される団体の一つと言ってもよいが、その実態は判然としない。

この日本会議の活動を明らかにするのが、インターネット上に連載されている菅野完(すがのたもつ)「シリーズ 草の根保守の騒動」(ハーバービジネスオンライン)である。

日本会議の原点を「生長の家」メンバーを中核とした一九六〇年代の学生運動に見出し、その活動とイデオロギーを明らかにしている。現時点における最も詳細な日本会議論と言えるだろう。

菅野は、日本会議のマネジメント能力に注目し、その活動のエッセンスを抽出する。

日本会議の特徴は「個別目標に相応した別働団体を、多数擁している点にある」という。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」もその一つだ。

各団体が署名活動や各種イベント、勉強会などを地道に展開し、大きな動員力を身につけている。

さらに地方議員の取り込みを重視し、議会での質問攻勢や意見書の採択を行うことで、中央の政権与党に圧力をかける。

このような方法論は、六〇年代後半の学生運動の中から生み出されていったと菅野は指摘する。その主体は宗教団体「生長の家」の社会運動と民族派学生運動。

「愛国宗教家」といわれた谷口雅春の教えを信奉し、左翼学生に対抗した右派学生の運動が、原点にあるという。

生長の家は八○年代に政治運動から撤退し、現在はエコロジーを中核とするりベラル路線をとる。この方針転換に不満を持つ信者たちが日本会議の運動を支える。

一方、日本会議の特色は、役員に多様な宗教団体関係者が名を連ねていることである。特徴は、神道関係者と共に新興宗教の比率が高いことにある。そこには信仰上の統一性が見られない。信仰の現場で信者の奪い合いを行う団体が同居している。

菅野は、現場取材を重ねることで「国歌斉唱」と「リベラル揶揄(やゆ)」が利害関係の大きく異なる各団体の連帯を生んでいると指摘する。

このような運動の担い手が、安倍政権における「首相補佐官」や「秘書」、「有識者会議のメンバー」に就任し、影響力を行使している。

「現在の安倍政権は、各方面から『生長の家』政治運動の関係者たちの影響下にある」という。緊急事態条項の条文化から憲法改正を進める構想は、日本会議と軌を一にする。

菅野の連載は『日本会議の研究』(扶桑社新書)として四月末に刊行される予定という。大きな話題になるだろう。


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