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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

4193アクエリアン:2016/03/27(日) 19:57:12 ID:fJvizyYg

今後、起こるであろう、「核武装論議」のための、参考書を紹介させてもらいます。

「日本核武装の選択」 中川 八洋 (著)

平成27年8月9日に本レビューを捧ぐ

投稿者駒形の新梧ベスト1000レビュアー2015年8月9日

形式: 単行本

本日は1945年8月9日に長崎への原爆投下から丁度70周年である。
あの日から実戦において核兵器が使用された事は(現在のところ)皆無となった。
しかしながら、冷戦が終結したのにも関わらず、またあれ程反核運動が行われているにも関わらず、我が国を脅かす核兵器は無くなっただろうか。否、逆に増えていないだろうか。
周辺国による核兵器の脅威に関して、必ず読むべきは本書である。
まず、我が国を取り巻く核兵器への詳細な解説が為されている(ロシアの巡航核ミサイルへは、今のミサイル防衛では無力という指摘に、私は暫し茫然とした)。
民族派(反米)による核武装論を戒めつつ、日米安保法制&NPT体制の元で実現可能な核武装体制を説いている。
著者は、プルトニウム再生処理施設(青森県六ヶ所村)について、非核保有国の中で唯一その設立を国際社会に認めさせた時の日本首席代表なので、主張には非常に重みと説得力がある。
核武装論とは外れるが、原爆投下での死者への追悼は(8月15日の戦没者追悼とは切り離して)毎年国を挙げて取り組むのに、満州の在留邦人の死者へはほぼ皆無である事への指摘は、凡百の保守派(民族派)に見られない鋭いものである。
また、実際に核兵器が日本へ投下される危険性は現在に到るまで無くなっていないのに、当然あるべき核シェルターを整備しなかった事への指摘もまた重く受け止めるべきである。
この事実は第一義的には政府の政治的怠慢であり、行政的瑕疵といえるだろう。
更に、反核運動が説く未来の核廃絶に目を奪われて、過去(被害を最小化の検証)にも現在(周辺国の脅威への対抗)にも正しく思考できない、大多数の日本国民の「知的怠惰」も責められるべきである。
恐怖に立ち向かうのが真正の人間であり、恐怖を未来永劫伝える事で子孫を萎縮させるやり方は、正しくモンテスキューのいう「専制君主の統治原理」ではないだろうか。


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