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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

3924行雲流水:2015/12/03(木) 18:07:46 ID:6TZePzPs
目から鱗、楽しく勉強、人間知の自由は弱肉強食世界で苦しむのみ、まず神と神の義を求めよ

人間知の自由による新自由主義経済は弱肉強食の闘争世界をもたらす

参考<今日のメルマ記事>

ChannelAJER プレミアムメールマガジン』 Vol.556.0 2015/12/3(木)発行

日本の国柄(くにがら) 第91号   福住蟷螂
 アメリカ人の恐ろしさを、和辻哲郎「アメリカ国民性の基調としてのアングロ・サクソン的性格」(『全集』第17巻)によって考えます。
 バーナード・ショーが自作劇で自国民を風刺しました。「イギリス人は生まれつき世界の主人たるべき不思議な力を持っている。
ある物がほしい時、彼はただ辛抱強く待つ。その内に、彼のほしい物の持ち主を征服することが彼の道徳的宗教的義務であるという燃えるような確信が、彼の心に生じてくる。
そうなると……小売り商人のように勤勉に堅実に目的を追求する。……自由と国民的独立とをふりかざしながら、世界の半分を征服する。」
商品を売る市場がほしい時は、「先ず宣教師を送り出して土人に平和の福音を教えさせる。土人がその宣教師を殺す」と「キリスト教のために戦い征服する。
そうして天からの報いとして市場を手に入れる」と言うのです。イギリス人にとっては、侵略も植民地支配も、正当な権利だと言うことです。
また、その先兵がキリスト教宣教師です。
 その帝国主義思想を、ホッブスの思想が基礎づけていると、和辻が論じています。
ホッブスによれば、人間には自然天賦の権利がある、自己の生命を保持するために、したいままのことをしてよいという自由である。
自分の思うままに自由に行動する権利が、全ての人に生まれながら与えられているわけです。
すると、「あらゆる人と人との戦争」〔万人の万人に対する闘い〕になる。この言葉を、高校生なら皆学んだはずです。
私は、なるほどそうだろうなと納得した記憶があります。
これが自然状態である、自然の権利に基づいているから不正ということは存しない、と続きます。
天から与えられた権利から争いになるのだから、その争いには、不当か正当か価値判断ができない、と言われれば論理が通るように聞こえます。
だが、「何をしてもいい」のだと解釈するのなら、疑問が生まれます。現に、「戦争状態における徳は、力と詐欺である。」とホッブスが言います。
文中の「徳」とは単に行動基準のことでしょう。そうなら、弱肉強食の勧めではないでしょうか。恐ろしい思想です。

著者経歴

昭和16年、東京生まれ。
昭和34年、都立九段高校卒業。
昭和40年、東京大学文学部哲学科卒業。
同年より41年間、私立錦城高校(小平市)に勤務、担当、現代文。


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