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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

3290トキ:2015/06/27(土) 19:11:31 ID:nA7FlQ6A
 その後の両者の関係など、興味深いものがありますが、長くなるので省略します。
原田さんの本によると、上杉慎吉の考えは、実はそれほど狂信的な内容ではなかったも
のの、実際にはかなり変な方向へと解釈されて広まり、それが戦争中には狂信的な軍国
主義につながった、ということみたいです。ただし、上杉慎吉のキャラも少し誤解を
招く部分があり、それが天皇主権説が支持を失った原因の一つみたいです。

 さて。現在の集団的自衛権の議論などは傍論で、憲法問題の中心は「天皇」の問題で
ある、というのが原田さんのお考えです。

 原田さんの考えによると、今後、アメリカ主導の世界秩序が変化し、かつ、経済状態
特に財政危機などで国家の存亡の瀬戸際まで日本が追い詰められ、国内の政局が混乱す
ると、現在のような「象徴天皇制」を維持することが不可能になる、ということみたい
です。その時に天皇制がどうあるべきか、という議論は必至で、その参考になるのが
上杉慎吉と天皇主権説の議論だ、ということみたいです。

 この本は、結構、いろいろなところで取り上げられています。法律の素人なので
詳しくはわかりませんが、考えさせられる本でした。


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