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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2
314
:
うのはな
:2013/04/22(月) 19:03:04 ID:G9QCusQA
「貴族精神」がある人
安倍氏は自分の信じる価値を主張し、国内の既得権益勢力や国際社会から非難されたり。
脅かされても平気である。たとえ孤立することがあっても、自分の信念や価値を通す人で、
言い換えればそれは「貴族精神」がある人、ということである。
中国、韓国、北朝鮮の挑発外交に歯止めをかける一方で、日米同盟・日米関係の見直しも視野に入れながら、
日本の国益を守る。ブレない強さとしたたかさのバランスを兼ね備えた対応のできる政治家はほかにいない。
二○○七年のG8(ハイリゲンダムサミット)で、議長国ドイツのメルケル首相が中国のG8参加申し込み問題について、
各国首脳に意見を求めた。各国とも参加には否定的だが、対中関係に配慮して何も言わない。
困ったメルケルが「安倍首相のご意見を伺いましょう」と水を向けると、即座に「日本は認めない」と答えた。
安倍首相は「中国は多くの国際ルールを遵守していない」「外交交渉で決まったことを反故にする」「中国の軍事費が不透明かつ十九年連続で
二桁の伸びを示している」「中国はスーダン西部のダルフールでの民間組織による大量虐殺を黙認してスーダン政府を支援している」など、理由を挙げて反対した。
そして「中国には正式参加する資格がありません。なぜなら、国家間で取り決めたことを守っていない」というヨーロッパ的な話法で、理屈も通っているから、各国首脳は
安倍氏の意見に同調し、中国の正式参加見送りが決まった。G8の席で意見を通す交渉術の見本のようなやりとりである。
この話には後日談がある。中国の正式参加を断った議長のメルケル首相は、対中関係も大事だと考えて、G8終了後まもなく中国を訪問した。
中国訪問の前に安倍首相に電話をかけ、「中国訪問後に日本へ行こうと思いますが、歓迎してくれますか」と聞いた。
安倍首相は「歓迎します」と即答しつつ、「ただし北京から南京を回り、博物館(でっちあげの南京大虐殺記念館)を見て東京へ来るのは困ります」と釘を刺している。
メルケル首相は安倍首相の提案に従い、南京には寄らずに北京から直接、東京へと降り立った。
安倍氏は知識や見識、度胸だけでなく、国同士の交渉のリアリズムをわきまえたリアリストである。
「日中友好親善」といったキレイごとには惑わされないし、アメリカに対して手土産にチップを弾むようなこともないと思われる。
『日本精神の復活』 日下公人 著
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