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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

3008アクエリアン:2015/02/21(土) 11:53:55 ID:X49tdNOI
アマゾンカスタマーレビューより

歴史認識の重要性, 2014/6/15

投稿者 えどがわのさっくん (東京都江戸川区) -

レビュー対象商品: 「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書) (新書)

第二次大戦後、日本は日米安保条約のもと一貫して平和を享受してきた。ところが、近年は、中国が台頭し東シナ海において尖閣問題を契機とし中国と日本との軍事的緊張関係が生まれ、日本国内において米国との連携を見据えた集団的自衛権の問題がクローズアップしてきた。

 しかし、中国と米国とは経済的共存共栄関係にあって、日本は友好国のはずの韓国と戦後補償の問題で険悪な関係にある。日本を取り巻く情勢は複雑で、日本が今後どのように世界に打って出ていけば良いか、難しい選択を迫られている。

…以上は、昨今多くの日本人が抱く関心事ではないだろうか。
私もその一人であるが、そうしたなかで、それを解決してくれる重要なヒントを教えてくれるのが本書ではないかと思う。

中国、韓国との関連について、面白い記述がある。
(P95→)「日本人どうしは「すみません」と謝ることで帳消しにしてもらえるという文化がある。「もう誤っているのだから許してあげようじゃないか。」という慣習によって対立を解消してきた。しかし、国際社会では謝罪することは罪を認めることを意味し、認めた罪は償いをしなければならない。 …「性奴隷」という表現を使い出したのは日本人だった。外国メディアはこの表現に飛びついて発信した。「南京大虐殺」も「従軍慰安婦」問題も捏造された情報の発信源はほかならぬ日本人だった。」

(P232→)「日韓、日中関係を歪めてきたのは、日本が卑屈になって両国に腰をかがめてきたことが原因だ。…日本はこれほど古い歴史と独自の精神を持っていたはずなのにアメリカによってすっかり腰抜けにされてしまった。」

アメリカ、欧米諸国、そしてその他アジア諸国との関連の記載は、こうだ。
(P241→)「アジア諸国の欧米による植民地支配からの独立は日本によって初めて可能となった。これは厳粛な真実だ。日本はアメリカによって不当な圧迫を蒙って止むを得ず対米戦争を戦ったがアジア解放の理想を掲げた。明治維新は欧米の帝国によって日本が植民地化しないために行われたがアジア解放はその延長だった。…日本がアジアに進攻することがなかったならアジアはいつまでも欧米の植民地のままだったろう。アメリカで黒人が大統領になるどころか今でも黒人たちが惨めな地位に喘いでいたことだろう。」 

筆者は、日本は先の大戦でアジアを侵略したのでなくアジアを侵略者から解放したのだと言う。しかし、筆者が述べる通り、これは日本人自身にしてみれば止むに止まれず行ったことで、日本人自ら”解放者”としての自覚は低かった。何故なら、日本は古来“専守防衛”の”孤立主義”国家であり、侵略はおろか世界に影響を及ぼそうとする発想を伝統的に持ち合わせていなかったからである。

しかし、筆者は警告する。
(P242→)「日本の立場が海外で理解されないのは日本が効果的な発信をしていないからだ。日本の主張が英語で発信されてこなかったことが大きい。そのかわりに村山首相談話のような謝罪が行われてきた。これでは全く逆効果だ。」

また、最近、日本人が日本国憲法第9条をノーベル平和賞にノミネートしたらしいが、筆者は別書「なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか」で、これを真っ向から否定するような見解を述べている。
(P148→)「国民の多くが「平和主義国家」であることを誇ってきたが、他人任せの贅沢な見せびらかしで自慢するのと同じように浅はかなことだ。他人任せの平和を誇ることは出来ない。日本国民には平和を愛していると言える資格はない。…戦後の日本の平和は、ご都合主義でありまやかしでしかない。」

私は、今の世界情勢にあって日米同盟は必要だと思う。しかし、筆者が言う「東京裁判史観」からの脱却も必要かも知れない。戦争によって国民を不幸のどん底に貶めたことへの反省は決して忘れてはならないが、本書を読んでこれからの日本のためにも発展的に克服していく必要があるように思った。

日本は欧米型の覇権主義とは一線を画する必要があるが、一方で日本は戦後において既にアジアのみならず世界に大いに平和貢献してきたし今後もリーダー的役割を担うことが出来る。筆者が主張するように、日本にとっては歴史認識を再検証し自律的に国際政治に参画していく姿勢こそが必要なのかも知れない。過去の記憶に目耳を塞ぎ自虐的な態度をとり続ける人に好感を抱く隣人はいない。正々堂々と腹を割って話し合うことで日本は初めて中国や韓国から受け入れられ、未来を見据えた関係改善を図れるのではないかと感じた。


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