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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

2541天の使い:2014/11/26(水) 17:13:27 ID:tC8qHCZE
産経新聞、一日前、阿比留瑠比記者の安倍総理の地球儀外交についての記事に目が止まった。

>「 世界を奔走した安倍首相に折れた習主席 会談しても「市場に引かれていく牛」と評され、」

全く、同感である。

以下引用:

 北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に先立つ今月10日、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席による日中首脳会談が実現した。日本の首相と中国主席の会談は3年ぶりであり、両国の関係改善に向けた「大きな一歩」(首相)となったが、話題を呼んだのは会談の内容よりむしろ、握手を交わす両首脳の表情だった。

 安倍首相が淡々とした様子だったのに対し、習主席は伏し目がちで笑顔はなく、背後には両国の国旗さえ置かれなかった。

 日本国内では「無礼だ」と反発が起き、韓国メディアは「日本冷遇」と報じたが、APECに参加したリーダーたちの受け止め方は異なっていた。一部始終を目撃した政府高官はこう証言する。

 「首脳間ではむしろ習主席の頑なな態度が笑いものになっていた。習氏の沈鬱な表情を『市場に引かれていく牛みたいだった』と表現した首脳もいた…」

 各国首脳は、習主席が「日本に歩み寄った」とみられると政治基盤が打撃を受けるため、国内向けの演出に腐心していることを見透かしていたのだ。当然、日中どちらが会談の主導権を握り、どちらが追い込まれていたのかも理解していた。

 実際、会談で習主席は、これまで執拗(しつよう)に問題提起し続けてきた靖国神社参拝問題も、尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題も一切言及しなかった。首相は中国に何ら譲歩することなく、首脳会談を実現したのだった。

 外交は「何かを求めた方の立場が弱くなる」(外務省幹部)のが常識である。

 日中外交筋によると、首脳会談に先立ち、日中間で交わした合意文書は、首相が会談をドタキャンすることを懸念した中国側の要請でまとめたものだった。中国側は文書に、首相の靖国神社不参拝の確約を盛り込むことにこだわったが、日本側が「それならば会談しなくてもよい」と突っぱねたところ、あっさりと折れてきたという。

 中国側はこの文書を日中同時発表するに当たり、こうも頼んできた。

 「日本の外交的勝利だとは宣伝しないでほしい…」

 首相はその後、訪問先のミャンマーで李克強首相とも関係改善で一致し、オーストラリアでは再び習主席と握手を交わした。

 では、なぜ中国はそれほど軟化したのか。安倍外交の何が奏功したのか。

 ヒントは首相の祖父、故岸信介元首相にある。岸氏は「岸信介の回想」(文春学芸ライブラリー)で、昭和32年に日本の首相として初めて行った東南アジア歴訪をこう振り返っている。

 「私は総理としてアメリカに行くことを考えていた。それには東南アジアを先きに回って、アメリカと交渉する場合に、孤立した日本ということでなしに、アジアを代表する日本にならなければいけない、という考えで行ったわけです。(中略)それでアメリカに行く前後に十五カ国を二つに分けて回りました」

 アメリカを中国に置き換えるとどうか。

 「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を掲げる首相は、日中首脳会談の前に5大陸を股に掛けて世界49カ国を巡り、200回以上の首脳会談をこなした。米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、オーストラリア、インド、ロシア、トルコなど各国との関係を次々に強化し、日本の発言力・発信力を高めた上で50カ国目の訪問国として中国を選んだ。

 では、日中首脳会談の実現に最も焦ったのは誰だったのか。歴史問題などで軋轢が生じている韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領だった。実はこれも首相の読み通りだった。


 「遠くない将来、日中韓外相会談と、それを土台にした3カ国首脳会談が開かれることを期待する」

(続く)


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