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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

2495流氷:2014/11/01(土) 13:57:39 ID:KO6s7Rs.
     中国は「防空識別圏」を道具にしただけ

石井)一般の方は知っているようで、よく知らないでしょうから、なぜ防空識別圏が設定されているのか、
少し説明しておきます。
 領土、領海の上に、領空というものがあります。領空はその国が主権を有している空間なので、ここに戦闘機でも
民間の飛行機でも、国籍不明のままで入ることは許されません。領空を侵犯されれば、日本であれ、中国であれ、どんな国家でも、
それを排除したいし、排除します。

 ですから、戦闘機がその国籍不明機に向かっていって、「(領空に)入ってくるな」とやるわけです。
これがスクランブル(緊急発進)です。しかし、不審な飛行機が領空近くまで来てからスクランブルするようでは、領空に入る前に排除できない。
つまり、間に合わない。だから、領空よりもっと広い範囲に「防空識別圏」というものを設定して、国土からより遠い位置で、フライトプランを確認するように
なっているわけです。

 ちなみに日本周辺は、FIRと防空識別圏の関係が非常にうまくいっていて、FIRのほうから航空自衛隊に自動的にフライトプランが入ってきます。
フライトプランと照合すれば、これはJALの何便だとわかるようになっています。
 逆に、フライトプランに情報がない飛行機がある場合、つまり、ロシアの偵察機などが飛んでいるとそれもすぐに判別できるので、スクランブルすることになります。
しかし、防空識別圏に入ったからといってすぐにスクランブルするわけではありません。
あくまでも領空線を侵犯されるかもしれないという事態でスクランブルします。

田母神)補足すると、フライトプランが出ているものは、その機体の正体がわかっているからスクランブルがかからないということです。
全部、どこの、何のという便かわかっているので必要ありません。フライトプランはICAOにも出ているので、日本であれば、航空自衛隊は福岡FIRから
情報をもらっています。当然、普通に考えれば、中国も上海FIRから飛行計画をもらっているはずだけれども.....。もらっていない可能性が高いね。

石井)そうですね。もしかすると、国交省のFIRシステムと航空自衛隊の防空システムとのように、自動的にフライトプランをやりとりするシステムが中国には
できていないかもしれません。

田母神)おそらく、中国はできていないと思いますね。だって、今まで防空識別圏なんて考えたこともないんだから(笑)。
日本や他の国が設定しているから、何か使えるんじゃないかと思いついて、尖閣に使ってみたということでしょう。
だって、監視もできないんだからね。

 『田母神戦争大学』 田母神俊雄×石井義哲 著


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