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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

2150うのはな:2014/07/15(火) 11:17:10 ID:m0fKdJPM
>>2149

 いったい、トキという生き物はどういうものでしょうか?
奈良時代や平安時代には、トキは多く日本に生息していて、日本の空を飛ぶ日本独特の鳥でした。
学名もニッポニア・ニッポンと「日本の鳥」という学名がついているぐらいです。
飛んでいる姿はとても美しく、太陽に映えて、ややピンク色に見える鳥です。

 しかし、あまりに大きく、身長は80センチぐらい、羽を広げると1メートル30センチぐらいです。
これぐらい大型の鳥は、日本列島ではめったに見られません。その大型であるということが災いして、江戸時代になると、だんだん数が少なくなっていきます。
 江戸時代には人口が3000万人ぐらいで、街道筋が開発され、用水ができたり、畑が開墾されたりし、日本列島にだんだん人間の手が及んできます。
そうなると、シカやクマ、ワシ、トキといった1メートル以上の大型動物はなかなか棲むことが難しくなってきます。
オオカミも絶滅していきました。

 結局、日本列島にはイタチ、ネズミ、ウサギといった小さな動物が残り、大型なのはイノシシぐらいになります。
鳥では、オオタカとかサギ、カラスなどが大きい部類に入ります。もちろんクマも山奥には生息できるのですが、数はたいへん減ります。
こうした状況になるのが江戸時代です。明治時代に入ると、今度は鉄道が敷かれ、近代工業が発達し、人口が徐々に増えていく中で、大型動物はどんどん
死に絶えていきます。

 そんな中、トキは、1920年代についに消息が途絶えます。1920年代というと、日本人の平均寿命がまだ43歳の頃です。
今から110年ぐらい前に、トキはほぼ絶滅したのです。この頃、つまり大正時代の終わりは、まだ田畑で農薬を使ったりしている時代ではありません。
それでも、大型の動物は餌が大型のカエルなどですから少なくなります。それに目立つので狩猟に遭うなど、どんどん数が少なくなっていきます。

 もっともトキの場合は、闇鍋には使える、暗いところでなんとか食べられるといわれるぐらい肉が臭いのです。
ですから、食用にされず助かっていたのですが、それでも、餌がなくなっていき絶滅していったのです。


 政府・マスコミ「言葉の魔術」でウソをつく 国民を騙す錯覚フレーズの正体   武田邦彦 著


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