したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

1501アクエリアン:2014/04/27(日) 21:21:40 ID:Wf383SKY
アマゾン書評より

憲法は国家権力を縛るため に書かれたものだ By 榎戸 誠- 2013/9/7

『日本人のための憲法原論』(小室直樹著、 集英社インターナショナル)には、驚くべき ことが書かれている。

「現在の日本には、さまざまな問題があふれ かえっています。10年来の不況、財政破綻、 陰惨な少年犯罪、学級崩壊、自国民を拉致さ れても取り返さない政府・・・実はこうした 問題の原因をたどっていくと、すべては憲法 に行き着くのです。現在日本が一種の機能不 全に陥って、何もかもうまく行かなくなって いるのは、つまり憲法がまともに作動してい ないからなのです。憲法という市民社会の柱 が失われたために、政治も経済も教育も、そ してモラルまでが総崩れになっている。これ が現在の日本なのです」。

「憲法も民主主義も、けっして『人類普遍の 原理』(日本国憲法前文)などではありませ ん。これら2つは近代欧米社会という特殊な 環境があって、はじめて誕生したものですか ら、憲法を知るには、欧米社会の歴史と、そ の根本にあるキリスト教の理解が不可欠なの です。憲法がどのように成長していったかを 知ることによって、おのずと今の日本の問題 点も課題も見えてくる。私はそう信じていま す。憲法とは何か、民主主義とは何かという 原点に立ち返ることこそが『日本復活』への 唯一の方法だと思うのです」。この考えに 沿って、講義形式で憲法の本質が説き明かさ れていく。

「日本国憲法は死んでいる」、「民主主義と 資本主義は双子だった」、「『憲法の敵』 は、ここにいる」、「平和主義者が戦争を作 る」、「ヒトラーとケインズが20世紀を変え た」、「角栄死して、憲法も死んだ」、「憲 法はよみがえるか」など、いずれも論調が刺 激的で、小室直樹の面目躍如である。

しかし、何と言っても、私が一番衝撃を受け たのは、「憲法は誰のために書かれたか」と いう設問に対する解答である。「憲法とは国 民に向けて書かれたものではない。誰のため に書かれたものかといえば、国家権力すべて を縛るために書かれたものです。司法、行 政、立法・・・これらの権力に対する命令 が、憲法に書かれている。国家権力というの は、恐ろしい力を持っている。警察だって軍 隊だって動かすことができる。そんな怪物の ようなものを縛るための、最強の鎖が憲法と いうわけです。・・・何しろ近代国家には軍 隊や警察という暴力装置がある。また人民の 手から財産を丸ごと奪うこともできる。さら に国家の命令一つで、人民は徴兵され、命を 戦場に投げ出さなければならない。こんな怪 物を野放しにしていたのでは、夜もおちおち 寝ていることはできないでしょう」。

この点を正しく理解した上で、世論に流され ることなく、国民の一人ひとりが、護憲か改 憲かを賢く選択すべきだろう。

因みに、本書は『痛快!憲法学』(小室直樹 著、集英社インターナショナル)の愛蔵版で ある。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板