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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

1423うのはな:2014/04/06(日) 23:48:38 ID:u.32uOso
 カイロ宣言とはどういうものか

 国賊、売国奴とまで言われた鳩山由紀夫氏が、ここにきてまたもや問題発言です。
二〇一三年の六月に中国を訪問した鳩山氏は中国の肩を持つとも受け止められかねない発言をして日本国内で物議を醸しました。
 清華大主催の世界フォーラムでのことです。「領土問題に関してはそれぞれの国の言い分がある。中国側としては当然、カイロ宣言
(で言われた日本が盗んだ国)に入ると考えることはあるだろう」と発言したのです。
カイロ宣言には確かに日本は台湾や満州などの領土を中国に返還しなくてはならないと書かれています。鳩山氏はこの言葉を根拠として
中国を弁護するかのようなことを言ったのでしょう。

 しかし、大切なのはそもそもカイロ宣言とはどういうものなのか。その本質を正しく見抜くことに他なりません。
カイロ宣言とは第二次世界大戦中の一九四三年、アメリカのルーズベルトとイギリスのチャーチル、中華民国の蒋介石によるカイロ会談で
示された自分勝手な宣言です。ただ、宣言といっても公文書として残っているわけではなく、参加国首脳の署名すらありません。
唯一メディアに公表されたものが現存しているにすぎず、到底宣言に値するものではないのです。

 しかも中身を見ると、日本の無条件降伏や、日本が中国から剥奪したという満州、台湾などの領土返還をはじめとする対日方針が盛り込まれている代物であり、
日本にすれば、明らかに政治的意図をもってつくられた極めて屈辱的で一方的な宣言です。
実はこの約半月前に大東亜会議が東京で開かれました。史上初の有色人種の国々による会議(サミット)です。

 シナからは汪精衛主席が出席しましたが、もちろん蒋介石は出ていません。アメリカやイギリスは蒋介石が脱落することを恐れ、カイロ会議で蒋介石の都合のよいことを
宣言してあげたのです。条約のような拘束力はないのです。中国での講演でこのようなカイロ宣言をわざわざ持ち出すこと自体、鳩山氏の見識や姿勢が見て取れるわけですが、
日本はそういうものに縛られ動じる必要はいささかもありません。

 『自立国家への道』 渡部昇一 著


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