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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

1323書評に共感「霊界人」:2014/02/03(月) 09:53:57 ID:DYQ8rm/2
書評を読んで当該本を読まず、というのが大衆的人間である。霊界人もその例に漏れない。

宮崎正弘の書評を孫引きするが、万巻の書を読んだ一人前の人間なら、一般の書物など数行読めばその著者名からして内容はほぼ掌握できるのである。



「バカの壁」の著者こそがバカの見本、つづく孫崎、瀬戸内、半藤といった面々
  知性より曲学阿世、ポピュリズムの歪曲報道に踊るバカ知識人をめった斬り

   ♪
滝川義人『日本型思考とイスラエル』(ミルトス)
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 日本はつくづく常識の外れた国である。というより国民は無知であっても、常識をわきまえるが、政治家(指導者)と世間知らずの「学者」連中、そして「アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む」という某新聞が代表するマスコミ、ならびにそのマスコミの偏向傾向に乗っかって、怪しげな言論活動を商売としている自称「知識人」らに国際常識が欠けるのである。
 だから始末に悪い。
 国際情勢を知らないで、頑迷に「ユダヤの陰謀」を説く人が、まだ世の中にごまんといて、評者(宮崎)はその昔、『ユダヤにこだわると世界が見えなくなる』(二見書房、絶版)という本を書いたほどだったが、迷妄は依然として世にはびこり、ときに勢いを得る。
 たとえば「アラブの春」の猛威、シリア問題で、なぜか恒に批判されるのがイスラエルである。根拠がない連想ゲームのような軽い問題ではなく、背後に左翼とパレスチナ過激派と、そしてリベラルなマスコミが共闘していフシがある。
 「911テロはユダヤの陰謀だ」と得意がって吹聴している人は、政治的意図を持っているか、アラブの代理人か、それとも知らずに信じている無知蒙昧の人々である。貿易センターへの旅客機体当たりテロで、同センターにいたユダヤ人が数百人ほど死んだが、それでもユダヤの陰謀?
 他方で、日本人の過半が「ユダヤ人は頭がよい」、「ユダヤ人はノーベル賞受賞比率が一番多いので、ユダヤに学ぼう」という二律背反的な姿勢も強くあって、ユダヤの賢者発言記録といった類の本もよく読まれている。
 あげくのはては杉原千畝礼賛派がいる。
杉原は上からの命令でビザを発給しただけで、国策と人道主義からユダヤ人を助けたのは東条英機、土肥機関である。
 ユダヤ陰謀論は、アラブ諸国ばかりか、ポーランドなどでも広く信じられており、ロシアでは一部狂信的信者がいる。
 またワシントン政治を背後で動かすのは「ユダヤ・ロビィ」という根拠のない国際関係論を得々と説く「アメリカ通」もいる。まさかウォール街の「ウォール(壁)」がもともとはユダヤ人を入れないために作られたことを知らないことはないだろうに。彼らはWASPの多くがユダヤ嫌いという事実にも目をつむるのである。
 共和党の多くが蛇蝎の如く嫌うキッシンジャーをあがめ奉る日本のマスコミは、彼が反日派であり、中国の代理人であるという事実は伏せる。
ユダヤ人の一部に米国政権を動かした左翼もいたこと(FDR時代の側近ら)は事実だが、総体として判断しても、ユダヤ陰謀説は成立しない。
 こうした歪曲されて史観に基づく反ユダヤ史観は、近年のパレスチナ問題で、さらに拡大的な現代解釈が蔓延り、その典型が「イスラエル」への曲解報道である。テロリストだったアラファトをなぜか高く評価し、かれがスイスに隠し口座預金をしてきた事実は伏せる。
事実を検証しないジャーナリズムと左翼がパレスチナへの一方的な肩入れという不思議な論調を張るのも、日本のマスコミの質が悪い証拠である。
その代表的言論人が「バカの壁」の作者とか、外交官出身の孫崎亨とか、瀬戸内寂聴のような売僧(まいす)とか、「歴史探偵」とかを称して嘘八百を囃す半藤一利とか、詳しく触れている紙幅がないが、それぞれが如何に出鱈目なことを述べているか本書に詳細を極める。
 ルービー元首相は、日本パレスチナ有効議員連盟を設立したし、あのバカ殿と郵政改悪の張本人が手を携えて、都政乗っ取りまで企て、このゾンビ・コンビの復活と変わらないお調子者らが、いまもマスコミに登場する日本って、やっぱり国際常識が通じないのである。
慨嘆しているばかりでは何も始まらないが、本書を読んでつくづくと悲惨は日本の言論状況を嘆くのである


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