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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

1048トキ:2013/10/24(木) 20:21:52 ID:Rn9gYKCE
 二・二六事件秘話 『同期の雪」(小林友一著)という本を読みました。著者は、陸軍士官学校47期、陸軍大学
を昭和18年に卒業した軍人ですが、二・二六事件の関係者とは一時親交があったそうです。ただ、青年将校達と
議論をした結果、彼らの見識に疑問をもち、事件当時は距離を置いています。

 この本はマイナーな本ですが、事件当時の証言の中には貴重なものがあります。例えば、この事件で今でも論争に
なっているのは、事件の背景に軍上層部の関与があったか、どうかであります。それは、事件の首謀者はおおかた
処刑されており、証言が出来る人が生存していないからです。事件の首謀者の磯部は、『行動記」の中で、真崎
陸軍大将が激励をした、と書き残しています。しかし、その場にいた護衛の憲兵は、その事実を否定し、真崎大将
は青年将校を叱りつけた、という証言をのこしています。こうなると事実関係は不明です。

 著者は、事件直後に青年将校に面会を求め、安藤大尉と話をします。その中で、軍上層部との打ち合わせはなか
った、という証言を得ています。ただ、著者はそれでも、軍上層部に責任がある、という考えを持っています。
それは、軍の上層部の言動が、青年将校を誤解させるものであったから、という理由です。

 いろいろと面白い話が書いてありましたが、時間がないので、今日はこの当たりで失礼をします。


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