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「教区会員」板

1858「訊」:2015/01/10(土) 19:03:23 ID:???


 連合会長の案内で丸橋さんのお宅を訪ねられたのです。裏の離れが病室になっていて、そこに通されてみると、彦造さんは長い患いで床ずれが出来るので厚い布団の上に寝かされ、全く骨と皮で全然血の気がないような哀れな姿で寝ておられたそうであります。この世のものとは思われぬようなひどいやつれ方に驚かれた着月先生は彦造さんの耳元を覗き込み、「どうじゃ、生きとるか死んどるか」と大声で怒鳴られたそうであります。

 彦造さんは衰弱して目は全然見えなかったけれども耳はよく聴こえ、意識だけはハッキリしていたと申しておられました。喉頭結核で声帯を冒されていてほとんど声にならないので、しわがれたかすかな声で「へえー、まだ生きとりますわな」とかろうじて答えられたそうであります。着月先生は「そうかい誰が生きとるかい」ときかれて、彦造さんは「わたいが生きとります」と答えたら、「ほう、あんたが生きとるかい。そんなら息は誰がしとるか」と尋ねられて、「息かてわたいがしとりますわ」と答えると、「あんたがしとるか」ときかれ、「へえ、わたいがしとります」というと、着月先生「随分器用なことするねー。そんならしばらく止めてみー?」といわれて、彦造さん暫く考えてから「そいつは出来ません」と答えたそうであります。そうしたら着月先生「そりゃあ、おかしい。君は今自分で息をしているといったじゃないか。自分でしているものなら、自由に止めたり始めたりせんか」と詰め寄られて、彦造さんは「そんなら一体誰が息をしとりますのや」といえば、先生は「そこじゃ、それが第一に間違っている、自分で生きているじゃの、息をしとるじゃのととんでもないぞ。息一つ自由に出来ないものが、あと何をしているというのか。何も出来ていないじゃないか。丸々生かされておりながら、自分で生きているとはなんたることじゃ。大泥棒。神様のお生命を神様のお働きを横取りしとる。横領罪じゃ。けしからん。今返せ、そら返せ」と詰め寄られたのであります。

 彦造さんは心の中で「ああ、そうであったか」と初めて気づいたといいます。これは大変な思い違いをしていたと懺悔の心が湧き出し、こういうのを大懺悔と申します。


 「どうじゃ、返す決心はついたか」と尋ねられて、彦造さん「ハイ、今限りお返しします」と答えると、先生「よし、それでよろしい。返したら君じゃないぞ。身体も君のものではないぞ。今日から自分の勝手な都合で自分を使おうとしたら承知せんぞ」と念を押されて、彦造さんはスッカリ決心がついたといいます。


 このようなのを新生といいます。新たに生まれるとは、もういっぺんお母様のお腹に入って出直すということではなく、自分だと思っていたものを、また自分のものだと思っていたものも全部神様にお返しすることであります。先生は、「今からの人生は君のものでありながら、神様のものだぞ。まず神様に今日は何を致しましょう、とお伺いを立ててから行動するのだぞ。天のお使いとしての仕事を済ませて時間が余ったら神様のお商売(丸橋さんは自転車屋)のお手伝いをさせて貰うのだぞ」とこんこんと教えられたのであります。

 事業も商売も全部を神にお返しする生活を信仰生活というのであります。私のものや、私のある生活は信仰ではなく、ただの生活であります。


『あなたは必ず救われる』135頁より謹写―


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