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本流対策室/3 板

1963トキ:2012/10/04(木) 18:14:00 ID:C5AFr37g
 元三井住友銀行の頭取で、前の日本郵政社長の西川善文さんの「ラストバンカー」という本を
読んでいたら、こんな事が書いてありました。

 西川さんが住友銀行に入る時以来、お世話になった恩人に磯田一朗さんという人がいます。
当時、磯田さんは人事部長で、新卒で入った西川さんは、爾来、磯田さんに公使に渡る指導
を受けます。
 磯田さんな、たいへんな人格者であり、住友銀行でもどんどん出世して最後には頭取、会長
として15年間も住友銀行のトップに君臨し、「住友銀行の天皇」とまで言われ、アメリカの
金融専門誌で「バンカー オブ ザ イヤー」にも選ばれます。

 しかし、任期も後半になると、磯田さんの周囲にはイエスマン、茶坊主ばかりになり、問題
のある行動をとるようになってきます。具体的には、イトマン事件や平和相互銀行事件などに
も関わり、住友銀行の名前を落とすような存在になります。西川さんによれば、磯田さんの
長女を磯田さんが溺愛する事から問題が生じたのでが、それに周囲の人間がつけ込んだよう
です。事態はどんどんと悪化して行き、とうとう、このままでは住友銀行が潰れるという
ぐらいまで状態が悪くなります。そこで、西川さんを含めた幹部が集まり、西川さんの発案
で磯田さんの退任を根回しし、ついには磯田さんを辞任へと追いやり、結果、住友銀行は
救われる事になります。

 その後、磯田さんは亡くなり、お墓は京都の法然院という寺にお墓がありますが、住友銀行
の関係者で参拝するのは、磯田さんの秘書だった女性ただ一人だと言います。みんな、お墓の
場所は知っていても、誰も参拝しないようです。あるとき、西川さんが、その女性に誘われ、
磯田さんのお墓に参ったあと、帰りにその女性が「あのとき、西川さんが磯田会長にとどめを
さしたけど、そのために住友銀行は救われのだと思います」と言ったそうです。

 西川さんは、私を取り立ててくれたのが磯田さんだった事は間違いない。しかし、それと
同時に、磯田さんに「とどめをさした」のも私だったと書いています。

 どうも、関係のない話を書いて、すみません。

合掌 ありがとうございます


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