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「部室」板/3

1546goro:2012/09/20(木) 10:04:22 ID:Cc8Z7oOY


 徳川家康は、朱子学を幕府の教学に定めた。それにより、儒教は武士の基本的な教養の一部となった。
日本人は、シナの儒教を単に摂取するのでなく、これを深く研究した。山鹿素行、伊藤仁斎、荻生徂徠らは朱子学を出て、
直接経書を研究し、古学派と呼ばれる。この過程は、儒教を日本化する過程でもあった。
 武士道は、儒教の概念を使用することによって独自の表現を得、理論化・体系化された。
しかし、根本にあるのは、わが国固有の精神であって、武士の潔さ、
美意識、敵を愛する心などは、シナの文化には見られない独自の徳性である。

 日本精神は、約700年の武士の時代に、武士道の発展を通じて、とりわけ豊かに成長・成熟した。
明治維新は、武士道の発揮によって、成し遂げられた一代改革だった。近代国家の建設の中で、身分としての武士は消滅した。
しかし、その後、武士道は国民全体の道徳となった。大東亜戦争の敗戦後、武士道は失われつつあるが、
いまなお日本精神の精華として、日本人の精神的指針たるべきものであり続けている。
日本精神の歴史及び武士道については、いろいろ書いてきたので、ここでは簡単に終えたい。

 上記のような精神的伝統にあって、わが国における道と徳を最もよく表しているものが、
教育勅語だと私は思う。続いてその点を中心に書きたい。

つづく


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