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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

892うのはな:2012/12/22(土) 04:43:53 ID:pdwtTUcA
矛盾を当たり前として生きる

「そこがあなたの矛盾しているところです!」そんな風なことを言って、人の矛盾が
許せなくなるときが誰しもあると思います。
 しかし、矛盾のない人がこの世に存在するでしょうか。
 そんな人はどこにもいません。なぜなら生きることそのものが矛盾だからです。

 先述したように、生きることは苦しみだらけです。それなら、なぜ生きたいと思うのでしょう。
まったく矛盾しています。楽になるから、便利だからといって、さまざまなテクノロジーが開発されますが、
かえってそれで時間をとられて忙しくなったり、生活が複雑になってしまっていることは否めません。

 パソコンでも携帯電話でも自動車でも、ちょっと考えてみればそんな一面が見えてきます。
これも矛盾です。日本で一番権力を持っている総理大臣は、それだけ一般人よりも自由にしゃべったり、行動したり
できるでしょうか。そんなことはありません。
 政治家や財界人など、いろいろな人の意見を聞き、話し合って政治的決断をしていかなくてはいけない。
ちょっと漢字が読めないからといっては、みんなから散々文句を言われるし、外に出るときは警護官がついてないといけないし、
まったく自由がありません。権力は日本で一番あるのに日本一不自由の身です。
実に矛盾きわまりない仕事です。

 では動物には矛盾はないかというと、そんなことはありません。
たとえば、野良犬はなぜ子供をたくさんつくるのでしょうか。自分だけでも食べていくのに
大変なのに、それで不安になったりすることはありません。
 タコは岩穴に入って何万という数の卵を産みますが、卵が孵化するまでの間、外敵から守るために
ずっと傍にいるのです。その場所を動かないから、自分の餌もとれない。そのためどんどん衰弱していきます。
数ヶ月もの間、苦労して卵を守っても、最終的には一00個ぐらいしか生き延びません。
それで親のタコは、卵が孵化するころには体力がほとんどなくなって倒れてしまう。
それを魚たちが来て食べてしまうのです。これだって矛盾といえば矛盾だらけです。

 ライオンは一、二週間に一回しか獲物をとれません。それでも頑張って子どもを産む。
飢えていても子どもにお乳をあげなければいけないし、獲物をとりに行くときは子どもが敵に
襲われないよう苦労して隠さないといけない。そんなしんどい思いをしながら、なぜまた子どもを
産むのでしょうか。百獣の王にしても矛盾だらけの存在です。百獣の王といっても、草食動物の後ろを惨めに
追いかけていかなくてはならないのです。草食動物に気づかれないように生活しなくてはいけないのです。

 人も矛盾だらけなら、動物も矛盾だらけなのです。だから「矛盾しているから納得いかない」といって
カッカすることはありません。そう言っているあなた自身、まったく矛盾した存在なのですから。

 小さな「悟り」を積み重ねる アルボムッレ・スマナサーラ著


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