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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

864a hope:2012/11/25(日) 20:08:40 ID:lAQRWvUs

生長の家使徒行法 伝道物語 楠本加美野先生著

○月○日神は愛なり P20〜

前科七犯と称する男が練成に参加した。
廊下ですれちがいに合掌して「有難うございます」と言っても、何の反応もなかった。
合掌もしないし、〝有難うございます″も言わなかった。
そのうちに変るだろうと思っていたが、練成五日目には、「こんな食事が食えるか!」
と食堂でお膳をひっくり返した。
私が食堂へ行った時は、彼は食堂で大の字に寝ていた。
彼は大きな声を出すけれども、顔色は青ざめやつれていた。

練成八日目、私が図書室にいたらどなりこんできた。
彼の手には、鋭いナイフが光っていた。
彼は興奮してどなりながらナイフをふりかざしているので、
何を言っているのか言葉はわからないが、私には彼の気持がわかった。

「お前は講師面(づら)をして講話では愛の重要性を説きながら、
八日間も苦しんでいるおれの気持ちを考えた事があるか!」と、
その憤懣が爆発したのである。
最近、私は講話をしながら何か自分自身にむなしいものを感じていたので、
すぐそれを汲み取ることが出来た。

私は彼に、「わかった」と言った。彼は私に「何がわかったのだ!」と言う。
私の頬に彼の鉄拳がとんだ。しかし、それは実に弱々しくふれた。
そのうちに松山講師がとめに入った。
彼は、どなりながら図書室を出ていった。
その後、彼と会って合掌すると「わかったか!」とどなるのであった。

翌朝の職員会議の席上、私は道場員一同に話した。

「前科七犯氏は観世音菩薩である。七年前、道場に発生した赤痢菌と同様に、私達に何かを教えんがためにあらわれた〝神の使い″である。
赤痢菌は拝むことによって消えた。彼を拝めば、彼の姿は消えるであろう。
私達は愛が足りなかった。
谷口先生から〝神は愛なり″の御言葉をいただいているのに、いつの間にか忘れていた。
(つづく)


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