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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

391ハマナス:2012/04/30(月) 16:39:40 ID:u5mC.eb2


金木犀様
 
皇后様の倭建御子(やまとたけるのみこ)と后の弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)のお話しを紹介して下さり、
ありがとうございます。

1998年のインド・ニューデリーで開催されたIBBY(国際児童図書評議会)世界大会で、「子供時代の読書の
思い出」と題する英語での53分間にわたるご講演で述べられたものですね。

当日、会場にいたJBBYの猪熊葉子会長は、 「ビデオ終了直後から万雷の拍手が鳴りやみませんでした
。皆様、大変に感動なさって「あなたがたは、素晴らしいエンプレ ス(皇后陛下)をお持ちだ」と周囲の人
から何度も言われまた。」と、述べていました。

また、文芸評論家・東京大学名誉教授の佐伯彰一氏は、「格別にお声を高められることもなく、むしろ
淡々と、落ち着 いた平語調で、いわば古代以来の「やまと心」を外国の聴衆に語りかけ、訴えかけられた。
これは、戦後のわが国の文化史、 思想史の一つの「事件」とさえ呼びたい気がするのだ。」と評しています。

私もテレビで拝見させて頂き、とても感動したことを思い出しました。
昨日偶然にも、お世話になった先生のテープを聞いていましたら、そのお話しが出て来まして、びっくりしました。
内容があまりにも、素晴らしいので、テープから起こし、皆様にご紹介致します。

皇后さまのご講演の一部を引用です。
「父のくれた古代の物語の中で、一つ忘れられない話がありました。
 年代の確定出来ない、6世紀以前の一人の皇子の物語です。倭建御子 (やまとた
けるのみこ) と呼ばれるこの皇子は、父天皇の命を受け、遠隔の反乱の地に赴いて
は、これを平定して凱旋するのですが、あたかもその皇子の力を恐れているかのよ
うに、天皇は新たな任務を命じ、皇子に平穏な休息を与えません。悲しい心を抱き、
皇子は結局はこれが最後となる遠征に出かけます。途中、海が荒れ、皇子の船は航
路を閉ざされます。この時、付き添っていた后、弟橘比売命 (おとたちばなひめの
みこと) は、自分が海に入り海神のいかりを鎮めるので、皇子はその使命を遂行し
覆奏してほしい、と云い入水し、皇子の船を目的地に向かわせます。この時、弟橘
は、美しい別れの歌を歌います。

   さねさし相武(さがむ)の小野(おの)に燃ゆる火の
                火中(ほなか)に立ちて問ひし君はも

 このしばらく前、建 (たける) と弟橘 (おとたちばな) とは、広い枯れ野を通って
いた時に、敵の謀りごとに会って草に火を放たれ、燃える火に追われて逃げまどい、
九死に一生を得たのでした。弟橘の歌は、「あの時、燃えさかる火の中で、私の安
否を気遣って下さった君よ」という、危急の折に皇子の示した、優しい庇護の気遣
いに対する感謝の気持を歌ったものです。

 悲しい「いけにえ」の物語は、それまでも幾つかは知っていました。しかし、こ
の物語の犠牲は、少し違っていました。弟橘の言動には、何と表現したらよいか、
建と任務を分かち合うような、どこか意志的なものが感じられ、弟橘の歌は---私
は今、それが子供向けに現代語に直されていたのか、原文のまま解説が付されてい
たのか思い出すことが出来ないのですが---あまりにも美しいものに思われました。
「いけにえ」という酷い運命を、進んで自らに受け入れながら、恐らくはこれまで
の人生で、最も愛と感謝に満たされた瞬間の思い出を歌っていることに、感銘とい
う以上に、強い衝撃を受けました。はっきりとした言葉にならないまでも、愛と犠
牲という二つのものが、私の中で最も近いものとして、むしろ一つのものとして感
じられた、不思議な経験であったと思います。」

つづきます。


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