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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

263うのはな:2012/04/17(火) 23:04:46 ID:El6gIMAw
>260 つづき

 本居宣長が当時において難解の書とされていた『古事記』を研究して、注釈書である『古事記伝』
を著すことができたのも、生涯の師となる賀茂真渕が伊勢参りに来たことによります。
 今も多くの参拝者が行交う神宮では、イベントやショーではない祭が行なわれています。
神話の神々にならい天皇陛下が御田で稲を作られ、皇后陛下が養蚕をなされておられるように、神宮に
おいても命と暮らしに関わる祭をつづけてきたのです。
 種をまく神田下種祭、神田御田植初、風雨の順調を祈る風日祈祭、絹と麻を織って奉る神御衣祭、初穂を収穫する
神田抜穂祭など数多い祭のなかでも重儀とされるのは、十月の神嘗祭です。

 初穂米を、蒸して飯、醸して酒、杵ついて餅にして供える神嘗祭のために、今上陛下が作られた御初穂も両宮に奉献されます。
この神嘗祭のために、祭器具もすべて新調されてもいます。
 伊勢では、稔りの秋を神嘗正月といいます。常若の思想に重なる祭のなかに、神と稲によせる感謝の心が凝縮されているのです。
二十年に一度、神殿や御装束神宝(七一四種・一五七六点)を新しくして神々をお遷しする式年遷宮の意味もここに極まります。

 南北朝以前、式年遷宮は式年だけでなく、式日まで定められていました。
旧暦で内宮は九月十六日、外宮は九月十五日。いずれも、両宮の神嘗祭の日にあたります。
毎年の神嘗祭に対し、二十年に一度の式年遷宮が大神嘗祭といわれる所以です。

つづく


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