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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

1011トキ:2013/03/20(水) 18:48:51 ID:AbcPnlhM
 暁烏 敏(あけがらす はや)という僧侶がいます。現代では知る人は少ないですが、大正時代から昭和に
かけて活躍した人です。知名度は高く、当時の谷口雅春先生と並ぶぐらいの人だったみたいです。当然、
谷口雅春先生も、浄土真宗の布教師だった藤原敏之先生もご著書で名前は触れられていますが、距離を
おいた書き方でした。

 今日、『 地獄は一定すみかぞかし 小説暁烏敏 』を読みました。石和鷹さんの小説(新潮社刊)ですが
事実関係はほぼこの通りみたいです。なるほど、谷口雅春先生や藤原敏之先生が距離をおいたのが理解
できるような気がします。

 この人は、明治の真宗の近代化の旗手であった清沢満之の弟子にあたる人ですが、歎異抄を取り上げて
そのラインでの真宗の説法のしていました。歎異抄は、当時、危険文書の扱いだったので、当時の真宗
では、危険分子の扱いを受けます。また、この人、女の人にはダラしがない僧侶で、奥さん以外にも愛人がいて
結構、女性関係で問題を起こしています。最初の奥さんは病死、再婚後の40代半ばにして、20代の学校の
女性教師と恋仲になり、それを知った女性の親が手紙で抗議をすると、「ちょうど良かった、こちらから
挨拶に行くつもりだった」と居直り、ついには、奥さんにも関係を認めさせます。ここまで居直るのは、
あきれるしかありません。
 
 性格も頑固で、家族の中には、憤慨して自殺をした人もいました。人間関係という面では、難しい
事も多々あったみたいです。

 ただ、この人は、従来の形骸化した真宗の教学ではなく、歎異抄による魂の救済を終生説いたので、
信徒の絶大な信望を集めます。逆に、形骸化、官僚化した真宗は、信徒数が激減し、財政的にも
膨大な借金を抱え、破産寸前になります。その時、真宗は、この人を無理矢理に総長にさせてしまい
ます。本人は再三、辞退するのですが、当時、腐敗、堕落していた真宗を再建できるのはこの人しか
いないと、周囲から説得されて、やむなく彼は引き受けます。
 彼は、問題は、システムではなく、信仰と情熱がないことだと言い切り、その方面での改革を
断行、見事に真宗を立て直してから、するに退任します。

 小説としては、あまり出来はよくないとは思いますが、よく調べてある、という感想を
持ちました。


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