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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

502初心者:2011/09/24(土) 08:17:49 ID:4IaAZAME
復興G様、ありがとうございます。

ラカン理論の有効性というのは、精神分析の分野においてということだろうと思います。
フランスなどでは、臨床の現場でも応用されているようですが、日本では活用されていない、
というだけで、真理探究や哲学としてのラカン理論は、ヨーロッパではとくに権威をもって
語られているように思います。

精神分析じたいが、脳科学の進歩や薬物療法、認知心理学の勃興などによって、すでに
臨床の現場からは姿を消しつつあるようです。このような状況で、ラカン理論の精神分析的
な有効性は重要視されていないのは当然でありますから、そのことをもって「いずれ消え去る」と判断なさるのは早計かと存じます。

ラカン理論は、ソシュールの言語学がベースになっています。これは、生長の家にとって脅威
であると考えます。生長の家は、いまだソシュールに言及さえしていません。そのソシュールの
理論を発展させたラカン理論は、生長の家の教義をおびやかすのに、十分な威力を持つものと
考えます。

「いずれ消え去る」という言説じたいが想像的であります。世界的には、どうなのでしょう。
哲学や真理探究の分野で、雅春先生の教えと、ラカン理論と、どちらが広く流布しているので
ありましょう。どちらが、一般に認知されているのでありましょう。

わたくしは、個人的には、ラカン理論の有効性をきわめて高く評価しております。「現実界」
とは、わたくしのいう、Dブレーンをベースにしたホログラムであるはずです。生長の家の
教義では、このあたりのことどもについては、きわめて単純な説明しかできないような
気がいたします。

ラカンは、「無意識は言語のように構造化されている」と発言して、世界的に名をはせた
人物であります。ここでいう言語とは、寄る辺なき他者が寄る辺なき他者に向かって語る
言葉と定義されております。欲望の他者性。これが、ラカン理論におていは、きわめて重要な
概念であるかと考えます。


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