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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1264うのはな:2012/08/18(土) 18:48:02 ID:TYG5qr22
  夫婦がお互いに歩み寄り、「真ん中」で話し合う。

 人が二人以上集ると、そこには必ず「人間関係の力学」が働きます。
片方がポジティブに偏ると、もう片方はネガティブに偏って、二人の間の
エネルギーバランスを保とうとする力が自然に働くことになります。

 夫婦の場合なら、たとえば夫が外でバリバリ働く、上昇志向の強いビジネスマンだと、
そのパートナーである妻は少し内気で、大人しく家庭を守る専業主婦タイプになりやすいのです。
お互いにその役割を納得して演じている分にはいいのですが、夫の方は仕事がおもしろくなると、家庭で
ゆっくり過ごしたり、子育てや家事を手伝ったりすることがつまらなく感じます。

 妻が子育てや家事の苦労を訴え、愚痴をこぼしても、聞く耳をもたず、そういう妻に魅力を失い、さらに家に
寄りつかなくなったりするのです。そうなると、妻の方は捨てられたくないので、夫に対してさらに依存的になり、
子育てに非協力的な夫を責めたり、時には泣きついたり、あるいは浮気をしていないかなどのチェックがどんどん
厳しくなり、それがエスカレートしていくことになります。

 さらに妻は自分ひとりの力で夫を引きとめておくことができないと思うと、子どもを巻き込んで、夫を自分のテリトリー(領域)
である、ネガティブ側に引き込もうとするのです。夫が大事な仕事の時に限って、子どもが熱を出したり、事故やトラブルに見舞われたりするのは、
その典型的な事例です。それらは妻が仕組んだワケではありませんし、子どももワザとそうなっているワケではないのですが、「たまたま」ではなく、
「必然」なのです。ポジティブ志向の夫をもつ妻は、どうしてもネガティブ志向に偏らざる得ません。
しかし、常にネガティブ志向のままでは自分の中のバランスが崩れてしまうので、子どもに対しては、「教育ママ」や「怖いお母さん」になって、自分の
中のポジティブなエネルギーを補給しようとするのです。

 そうすると、妻に対してポジティブ志向の夫と、子どもに対してポジティブ志向の妻の、二人分のポジティブエネルギーに匹敵するぐらいのネガティブエネルギーが、
家族のバランスをとるために子どもに求められることになるのです。

 大抵の場合、子どもはちゃんと言葉で訴えることができないので、身体を使って、そのネガティブなエネルギーを表現することになります。
それが子どもの慢性的な病気だったり、大きな事故やトラブルにつながっているケースは、世間にごまんと転がっています。
大切なことは、ポジティブが良くて、ネガティブが悪いということではありません。
そうやって単純に「良い・悪い」を決めつける考え方こそ、問題なのです。
ポジティブであっても、ネガティブであっても、偏っているという点では同じです。私たちの身の周りで起こる家族のトラブルは、
そういうエネルギーのそのバランスが偏っていることを教えてくれるサインであり
警告メッセージものなのです。

特に幼い子どもにトラブルが起きる場合は、間違いなく両親に対するメッセージだと思っていいでしょう。
そのことに夫婦が二人とも気づかないと、最初は小さなトラブルでも、それを放置していることで、だんだんと
大きなトラブルに発展し、やがて取り返しのつかない事態を招く恐れもあるので要注意です。
家族のエネルギーのバランスが偏っていることに気づいたら、それぞれが意識して「真ん中」に戻ること。
夫婦がお互いに歩み寄り、「真ん中」で話し合うことこそ、問題解決のために有効な処方箋です。

『子どもに奇蹟を起こす 魔法のルール』  はづき虹映 著


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