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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板
1146
:
金木犀
:2012/05/22(火) 11:18:19 ID:L0Ei6.zw
ルンルン様
家族制度は、非常に封建的なものだと考えられて、
例えば、結婚も現憲法では両性の合意と書き換えられて、
従来の、何々家という両家の結婚式等の表示も今は個人名に
している場合が多いと聞きます。
小説やドラマでも、「私は◯◯さんと結婚したのであって、
何々家と結婚したつもりはない」というセリフもよくあるくらいに、
個人の自由が尊重される時代になりました。
確かに、家族制度は、個人の自由を謳歌したい人には、いろんな
人間関係に煩わされるうるさいものと考えられるかも知れません。
長男が両親の面倒を見るというのもなんで長男だけがとか、いう話も出ます。
これは、しかし、現憲法での制度と、慣習とか混在するところからくるとも考えられ、
戦前の民法では、長男は家督相続し、財産も全て相続する代わりに
家長としての責任もすべて相続するという
ある種ちゃんとバランスのとれた制度だったと思います。
また祖先から受け継いだ「家」を、断絶させずに受け継ぐという
「継承の観念」が大切にされて来た、本来の日本思想です。
現在、未婚の男女が増え、また子供も産みたくなければ産まないと人もいるのは、
この「継承の観念」が非常に希薄になって来たことも原因だと思います。
この家族制度のせいで、嫁姑など、様々な人間関係のトラブルが起るのであって、
これをなくせばそれも解消すると、考える人も多いようですが、
こうしたトラブルは、実は制度とは無関係であって、それこそ個人の問題だと思います。
生長の家では環境は我が心の影だといいますが、制度を変えたら、
このトラブルがなくなるかというと、決してなくならず、
形を変えて、その人がこれに関する悟りを得るまでは、
どこどこまでも追いかけてくる問題であると思います。
人生は自分のまいた種を刈り取るのですから、自分が変わらねば環境は
たとえ核家族になっても、同じように問題は起ると思います。
ならば、戦前の「家」を大切にし、そこから祖先への敬意をもち、きちんと祖先を
祭祀する風習が形となった民法のほうが、日本人には合っていると感じます。
この家の制度は、皇室を日本人のすべての家の宗家とする思想につながり、
皇室制度を支えていました。
GHQは、これを知って、日本人の「家」の制度を破壊したと言えます。
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