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NO.10 数珠 浅葱(すず-あさぎ)(古参)

54ε:2011/06/07(火) 09:22:57
*闇との性交/浅葱に関する根も葉もない噂の一つ?/この噂に根拠はない


 刹那はアサギを蘇らせる方法を探していた。
 中途半端な生ではなく、完全な生をアサギに与えたかった。
 それが自分にできる唯一の罪滅ぼしだと刹那は考えた。


 刹那は探した。
 何年も何年も探し続けた。
 そして、ある洞穴の奥深くで、あるものを見つける。


 刹那はアサギの墓を暴き、その骨をあるものに捧げた。
 そして、その仄暗い闇の中で、刹那は、アサギの魂を移した名状しがたい''何か''と契る。
 刹那は気が狂いそうになりながらも、アサギへの罪悪感と、気づかぬうちに娘に抱いていた劣情を糧に、なんとか正気のようなものを維持し続ける。
 だが、自分が自分でないものに取って代わられていく恐怖によって、刹那の精神は日に日に蝕まれていった。
 浅葱が、それより生まれたときは刹那は、すでに正気とは言いがたい状態だった。
 その後、その洞穴を出て、麓の村で浅葱を育てていた刹那だが、十年目にとうとう限界が生じ、村人を殺してしまう。
 浅葱にはそれを隠し、村から出、かつての友人らの元へと姿を現す刹那。正気である振りをしながら、かつての友人らに浅葱を孫と紹介して回った。


 しかし、すでに刹那の肉体jは異形と化しており、正気の振りをし続けるのにも限界が生じた。


 ゆえに刹那は浅葱をユウナに預け、そのまま自ら命を絶った。




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