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【Skullknight】第三者の審級【降臨はいつですか?】

1灰人@スキゾキッズ:2015/11/21(土) 19:08:40 ID:P3K7JKkA
東浩紀と大澤真幸の対談本「自由を考える」を読んだ感想を読み返して書いてみました。
いろんなことがこの社会で起きているが、それが何であるのか分からないという状況に置かれる事が多くの人にも普通にある。
そのとき解明してくれるに違いないとあてにされる知識人というのがいる。それが大澤真幸の言う現代風の「第三者の審級」。
人がそこに希望のある将来への道を照らしてくれたり、人生の活路を開いてくれると期待する大賢者や社会的権威の事。「正しい判断」と信頼を帰属させる権威ある他者。
理系では小此木啓吾先生などの精神科医を除くと、主に人文社会学系の知識人や文豪などに期待を寄せる人達がいて、その判断の帰属先の先生たちがそうであるが、「第三者の審級」の本来の意味に照らし合わせると、宗教などがその役割を果たしてきたと言える。
ところがそういう期待をする事ができる存在が判明としないという、寄る辺ない状況というのが第三者の審級の不在、という状況であるが、これは頼りになる論壇系知識人の力の衰退や社会的な場面での発言数の低下、それに伴う彼らの追っかけの減少として現れていると言えるのではないか、と私は思う。
東浩紀がこの本で語った言葉では「大きな物語の消滅」と同じであるらしいが、いまだに多くの日本人にとってキリスト教や仏教などの宗教は大きな力を持っているように思われる。


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