破裂音 破裂音 破擦音 破擦音 摩擦音 鼻音 側面音 接近音
無気音 有気音 無気音 有気音
両唇音 b [p] p [pʰ] m [m]
唇歯音 f [f]
歯茎音 d [t]. t [tʰ] z [ʦ] c [ʦʰ] s [s]. n [n]. l [l]
反り舌音 zh [ʈʂ] ch [ʈʂʰ] sh [ʂ] r [ɻ]
歯茎硬口蓋音 j [ʨ]. q [ʨʰ] x [ɕ]
軟口蓋音 g [k] k [kʰ] h [x]
たとえばアイヌ語諸方言は 5 母音で、古い文献もありませんが、Vovin のアイ
ヌ祖語は比較によって e と o を 2つに分け、さらに内的再構によって 5つの
母音を加えて 12母音のシステムにしています。
日本語の場合、万葉時代の音韻をそのまま再構するのは不可能でしょうが、現
代語しかなくても e が他の母音よりずっと少なく、かつ出てくる場所に特徴が
あることはわかります。そこからアメ/アマのような例を手がかりに e ← ai
のような変化を考えることができ、同様に u/i, o/i の交替例をもつ i をそれ
以外の i から分けるところまではいけるでしょうね。