したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【日本語派】 1つの語族としての日本語族 【琉球語派】

1名無しさん:2010/12/10(金) 14:09:14
北海道から与那国島までの日本列島で話されている言葉(アイヌ語を除く)は、
一般には「日本語」という単一言語の方言(地域変種)として扱われることもまだまだ多いです。
しかしこのスレではそうではなく、複数の言語を含む1つの語族としての「日本語族」として捉え、
その中の下位分類や、語族としての特徴、祖語である「日琉祖語」とその再構、
また分岐後の日本語族が発展してきた歴史、さらには周辺の他の語族や孤立言語との関係など、
大きなスケールから語っていきましょう。

2名無しさん:2010/12/10(金) 14:22:04
日本語族の下位区分の例

日本語族
* 日本語派 (日本語)
** 八丈方言 (八丈語)
** 東日本方言
** 西日本方言
* 琉球語派
** 北琉球語群
*** 奄美語
*** 国頭語 (山原語)
*** 沖縄語
** 南琉球語群
*** 宮古語
*** 八重山語
*** 与那国語

八丈島の言葉を八丈方言として日本語の方言とするか、あるいは八丈語という独立言語とするか、
また沖永良部島から沖縄本島北部にかけての言葉を国頭語(山原語)として1つの言語とするかというところで説が分かれるが、
方言連続体を形成しているか、相互理解性があるかという観点から見て、琉球語派が5つか6つの言語に分けられるというのは大方一致する意見だと思われる。

3名無しさん:2010/12/10(金) 22:42:14
日本語族は、語族と国家の範囲がほぼ完全に一致しているという、世界でも他に例のない極めて特異な語族。
日本語族の言語の話者の98%以上は日本国に住んでおり、
また、日本国に住んでいる人の98%以上は日本語族の言語の話者だろう。
日本語族の分布範囲と、日本国の実効支配の範囲は99.9%以上一致すると言ってもいい。こんな語族は他にない。

語族の話者人口1億2500万人〜1億3000万人というのは世界の語族の中では何番目だろうか?
1億人以上の話者を持つというのはそれなりに大きな語族と言っていいだろう。

4名無しさん:2010/12/11(土) 18:49:43
>>2
「八丈語」を切り出しながら、本土日本語は『単一不可分の日本語』とするのは、かなりの違和感があるなあ。
ethnologueは確かにそういう雰囲気の切り分け方をするが、
あの中の人は、日本語の方言の全貌については全く理解しておらず、
一部の目に入った論文だけを全てとみなして勝手に切り分けているから、ものすごく変なところがある
(日本語以外でも、非欧州言語は似たようなものだろう)
八丈方言については、平山以来異様な注目を浴びた上に「独自性」が極端に増幅されて語られているが、
2つの点で注意が必要だと思う。
一つ目は、音韻体系が東海・東山・西関東方言と寸分違わないこと。これは結構重大な話だが「独自性論者」からは忘れられる。
2つ目は、音韻体系が東海や西関東と全く同じである以上、「動詞連体形の『オ段』」などを、
安易に上代東国方言と結び付けるのは慎重であるべきこと。

5名無しさん:2010/12/13(月) 09:12:16
八丈方言の録音資料を聞いてみても、何の知識がなくてもそれなりに理解できそうだし
文法は異なるが>>4のいうように音韻体系は共通語にもかなり近いレベルで、
確かに特異な方言ではあるが別言語レベルの断絶はないだろうなあ。

やはり北海道・青森からトカラ列島までは方言連続体を作っているとみなしていいだろう。
そうするとこの方言連続体だけで1億2000万人ぐらいいることになる。

6名無しさん:2010/12/14(火) 16:35:03
沖縄北部方言と中南部方言の距離は八丈島と他の本土方言より大きいのか?

7名無しさん:2010/12/15(水) 19:54:58
>>6
音韻体系には割と顕著な違いがあるはず。
沖永良部・与論・沖縄北部方言を国頭方言、沖縄中南部方言を沖縄方言と呼ぶことにすると、

* 国頭方言はカ行がハ行音化する傾向があるが、沖縄方言にはない。
* 国頭方言はハ行にパ行音を残す傾向が強いが、沖縄方言ではファ行音かハ行音である。
* 国頭方言は咽頭化音と非咽頭化音の対立を持つ方言が多いが、沖縄方言にはない。

などの違いがある。文法はよく知らない。

八丈方言が他の本土方言から分立されるとしたら文法の特異さで、音韻面ではあまり特色がないはず。
連母音が二重母音になっているのはやや特異だが。
アクセントは無アクセントだけど、これは各地にもある。
語彙も割と特色が目立つと言えるかもしれない。

8名無しさん:2010/12/15(水) 23:20:40
>>7
奄美と国頭、宮古と八重山と与那国の差に比べると、全然大したことないような気がするが。

9名無しさん:2010/12/15(水) 23:35:12
        イ段音 エ段音 ハ行  カ行  ワ行  ヤ行  /ʔ/ 咽頭化 閉音節 有声化
                  語頭  語頭  語頭  語頭  ア行 子音      語中/k,t/
奄美方言   /i/    /ï/   h    k    w    j    ○   ○   △   ×
国頭方言   /i/    /i/   p,f   h,k    w    j    ○   △   ×   ×
沖縄方言   /i/    /i/   h,f    k    w    j    ○   ×   ×   ×
宮古方言   /ɿ/   /i/    p    k    b    j    ×   ×   ○   ×
八重山方言  /ɿ/   /i/    p    k    b    j    ×   ×   ×   △
与那国方言  /i/    /i/    h    k    b    d   ×   ○   ×   ○

奄美方言と国頭方言の距離と、国頭方言と沖縄方言の距離が同じぐらいな感じかな?
北琉球方言の下位方言に比べて南琉球方言の下位方言のほうが差が大きいのは確かだろう。

11名無しさん:2010/12/16(木) 08:30:02
印欧語族、特にヨーロッパの諸言語で独立言語と扱われる基準と比べるなら、
日本語族に7つぐらいの言語を認めてもそんなに分けすぎということはないと思う。
ヨーロッパ以外でも、例えば宮古と八重山と与那国ほどの差があれば普通は別言語扱いされるのでは?

12名無しさん:2010/12/16(木) 11:28:40
なぜ欧州の基準が無条件に採用されるのか。
逆に欧州こそ無意味に言語を分け過ぎているという批判も成りたつのではないか。

13名無しさん:2010/12/16(木) 23:42:14
もちろんそうとも言える。ただ、他の地域でも、例えば宮古と八重山と与那国ぐらいの差があれば別言語扱いされていることが多いように思う。
中国でも、北京語、上海語、広東語、福建語などは、一応「中国語の方言」とされていても、実質的には別の言語と言われていることが多い。
言語的には別言語扱いしてもいいんだけど、同じ国家だから一応方言扱いにされている、といった感じだ。
宮古語、八重山語、与那国語などを別言語として扱うことも、ヨーロッパ基準の分け過ぎなやり方ではないのでは?

14名無しさん:2010/12/17(金) 00:01:22
宮古方言は、i、ï、u、e、o、aの6母音。また閉音節が発達して、子音だけで拍を形成することができる。
形容詞は「takakaï」(高い)のようにクアリ系統で、他の琉球のサアリ系統ではない。

八重山方言は、母音は宮古と同じ6種類のところが多いが、閉音節ではない。
形容詞は「takasan」のようにサアリ系統。

与那国方言は母音がa、i、uの3種類のみ。
形容詞は「さ」が抜けて「tagan」のようになっている。

15名無しさん:2010/12/17(金) 00:13:06
日本語族は、現存する諸言語・諸方言の分岐開始が大体2000年前頃。
印欧語族でいえば、ゲルマン語派とかロマンス諸語あたりに相当する感じだろう。

東京方言と首里方言の差は、イタリア語とフランス語の差以上で、英語とドイツ語の差と同等ぐらいだと言われている。

16名無しさん:2010/12/17(金) 00:17:02
反対。

イタリア語とフランス語の差と同等で、すくなくとも英語とドイツ語の差より大きい。

17名無しさん:2010/12/17(金) 03:10:08
>>16
????
何を言ってるんだ? 

それこそ反対・・ww

英語とドイツ語の方が離れてるっちゅうねん

18名無しさん:2010/12/17(金) 09:15:07
まあでも、祖語からの音韻変化の大きさで言ったら、ラテン語からフランス語への変化と、
日琉祖語から琉球諸語(特に南琉球諸語)への変化の激しさは競い合えるぐらいのレベルかもな。
本土方言はロマンス諸語で言ったらイタリア語みたいなもの。割と原型を留めてる。

19名無しさん:2010/12/17(金) 21:04:28
>>18
いや、本土方言だけで、ブリュッセルのワロン語と、パレルモのシチリア語くらいの差はあるんじゃないの?
本土語と琉球語の間が、ロマンス語とゲルマン語くらいの違いになる。
日本語の諸方言の離隔は、本土方言の内部でもかなりある。
漢字という表意文字を利用することと、仮名文字が音節文字で複雑な音韻を表せないため、
方言表記であっても、なんとなく統一がとれているようにみえるだけ。

20名無しさん:2010/12/18(土) 01:20:53
>>19
ロマンス語とゲルマン語は分岐が5000年ぐらい前で基礎語彙も音韻も文法も非常に違いが激しい。
ちょっと見ただけではすぐには同源語と分からないぐらいだ。
それに比べると本土語と琉球語の間は随分近い。

21名無しさん:2010/12/18(土) 01:40:10
>>19
それはない
馬鹿かお前

22名無しさん:2010/12/18(土) 18:21:49
>>21
実際そんなもんだよ。仮に、日本語がポルトガル人の持ち込んだラテン文字表記に一掃され、
漢字表記は16世紀のうちに完全に忘れ去られ、
明治維新のときに、「京都の朝廷政府」と「鹿児島の西南政府」と「仙台の列藩同盟」
の3つの主権国家に分裂したとする。
その間の「国民言語の差」は、確実にフランス語とイタリア語とスペイン語の差に匹敵するものになる。
今の日本は、いわば、フランスの首都がマルセイユで、イタリアの首都がミラノで、スペインの首都がバルセロナで、
この3カ国が統一されたという状況とほぼ同じ。
ラングドックとミラネーゼの差は、東京方言と京都方言の差程度しかない。

23名無しさん:2010/12/19(日) 11:38:23
>>22
本土方言の内部だけでロマンス諸語内部に匹敵するぐらいの差があるというのは合ってると思うけど、
本土方言と琉球方言の差がロマンス語とゲルマン語の差に匹敵するというのが間違いで、>>21はそこに突っ込んでるんだろう。

24名無しさん:2010/12/19(日) 22:22:15
日本語族の内部の差と、シナ・チベット語族シナ語派(広義の中国語)の内部の差はどちらが大きい?

25名無しさん:2010/12/23(木) 04:11:22
紀元前後、ちょうどローマ帝国の言語としてラテン語が急速な拡大を遂げていた頃、
日本でもヤマト国の言語として日本祖語が急速に拡大したという理解でいいのかな?
ロマンス諸語と日本語族が平行的な感じ。

ラテン語がオスク語やウンブリア語、エトルリア語などを滅ぼしたように、
日本祖語が熊襲語、隼人語などを滅ぼしていった。
バスク語とアイヌ語が似た立場かもしれない。
中央集権的国家の成立とともに、言語の急速な統一が数世紀で起こり、周辺言語が絶滅した。

26名無しさん:2010/12/23(木) 23:13:11
シナ語派のうち北京語(北方語)が日本語族本土語派、
その他の南方語が琉球語派にあたる感じだな。
どちらも北は人口が圧倒的に多く広い地域で比較的均一。
南は面積も人口も北よりずっと小さいが、多様性は北より遥かに大きい。

28名無しさん:2011/08/26(金) 11:16:34
日本語族と、周囲のシナ・チベット語族、オーストロネシア語族、朝鮮語、アイヌ語、ツングース諸語、モンゴル諸語、テュルク諸語などとは
語彙的には借用語以外ほとんど関係がなさそうだなあ。

語族単位で見ると、ここまで語彙的に孤立しているのが普通なんだろうか。
印欧語族はウラル語族とかアフロ・アジア語族と関係ありそうみたいな話があるよね。

高句麗語が日本語族朝鮮語派だったらロマンがありそうだが、資料が断片的すぎてよく分からない。

29名無しさん:2011/08/26(金) 11:24:14
こんなおもしろいスレがあったんやね


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板