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秋田弁(秋田方言)

1名無しさん:2010/10/25(月) 11:07:02
秋田県で話されている秋田弁(秋田方言)について語りましょう。

2名無しさん:2010/10/25(月) 21:58:21
秋田方言−虫の話
http://www.youtube.com/watch?v=3aAONcVUvOI

3名無しさん:2010/10/25(月) 22:25:09
>>2
たぶん由利本荘市かにかほ市。

4名無しさん:2010/11/14(日) 16:41:45
2分あたりまではこんな感じか?

男1:ケダニっていうのは、眼(まなく)に見えるでや?
男2:見えないっす。ツツガムシっていうのはな。
男1:何(なっ)たものだして…刺されたばや何(なっ)たものだして治すなや?
男2:治すってば…やっぱり酷くなればその毒だもんな毒虫(どくちゅう)だから…毒虫(どくむし)だいでもの、
   その毒がせ何程(なんぼ)か毒なもんなんだから人間の体に入ると熱上げるからよ、
   それ予防するのはやっぱり医者でねばできないんだよ。
女1:医者だって難しかったっていうっけな。(男2:難しかったな。)俺のよ、誰なで、俺の、(男2:お前の〜)、
   爺さんの親父、(男2:親父親父)親父だ人だねが、(男2:うん)その人なばケダニ刺されておが熱あって、
   神事さ行って、(男2:んだんだ)入ってたっていう話だからな。
男2:それで、そして生きた人な俺(おら)、三人ばり覚えた。
女1:んだって言うっけ。やっぱし、そのせ、半(なか)らはじけ熱取るって言えば、ほら、
   半らはじけだ人は死ぬわけよ。それでせ、その神事さ、あの入ってた人が助かったもんだってな。
男2:-その当時だば今みたいにほれ、氷袋あるのあれあるの水で冷やすな、--それしか無(ね)かったわけよ。
   ---何とかにしていたべ?(女1:神事さ----) そしてせ毎晩用意する---だから、あと--疲れて寝ちゃったのよ。
   したばほれ生きたくて--無いかったんで本人な。その鈴虫が-に。--だもの。どんどと出たものだ。
   (女1:黙って出たんだものな)したせ、目覚ましたばその病人いないんだもの。さあ大騒ぎして行ってみたば、
   --冷やして水飲んであの、--さとっくり、ひっくり返って良い気持ちで寝てたっけよ。(女1:あらー)--
   それでこの大騒ぎして連れてきたわけよ。それからすかすか治ったわけよ。

5名無しさん:2010/11/15(月) 19:39:35
秋田はズーズーしてるけどアクセントは東京式だから理解しやすいね
秋田の人がズーズーを無くしたら江戸っ子風かも

6名無しさん:2010/11/15(月) 23:48:40
>>5
東京式と言っても、外輪東京式が二次変化した北奥羽式というアクセントだけどね。
無アクセントの南奥羽方言に比べたら、東京式アクセントを元々持っている北奥羽方言の人は共通語化しやすい。
南奥羽方言の人は、共通語を喋るときも、語彙や発音が共通語化しててもアクセントがどうしても変なままになる。
北奥羽方言の人は、アクセントも方言用と共通語用で使い分けてたりして、特に若い世代ではかなり共通語に近い。

7名無しさん:2010/11/16(火) 00:00:02
秋田のアクセントと共通語のアクセントの相違点を挙げると、
まず体系では、いわゆる一拍卓立の現象が目立つ。

共通語では低高高(高)、低高高(低)のように二拍目から高い音調だが、
秋田では低低低(低)、低低高(低)のように、下げ核のある拍(音節)だけ高い音調になる。
完全に低低…ではなく、低中中(中)、低中高(低)のように、二拍目からやや上がることもあるが、完全な高ではない。

共通語では助詞を付けないと平板型と尾高型の区別が付かないが、秋田では単独でも区別が付く。
例えば「鼻」と「花」は共通語ではどちらも低高で、「鼻が」と「花が」で初めて低高高と低高低で区別が付くが、
秋田では「鼻」は低低か低中、「花」は低高で、ナの高いほうが花であると分かる。
一拍名詞でも、「柄」と「絵」、「日」と「火」などが単独でも区別できる。

若い世代ではこの現象も少しずつ薄れているようだ。
どちらかというと、下げ核がある起伏型のほうが共通語に近づくのが早いらしい。
平板型はやや遅く、低中中…中型が起伏型より若い世代まで残っている傾向がある。
平板型と尾高型の区別も、曖昧になりながらも比較的若い世代まで残っているだろう。

この現象は北奥羽式の地域には広く見られる傾向らしい。札幌など北海道にもあるそうだ。ただし起伏型のほうは傾向が弱い。

8名無しさん:2010/11/16(火) 00:17:39
次に、下げ核の位置について見ると、これも共通語とは結構違う。

まず、北奥羽式は外輪東京式から変化したものなので、二拍名詞二類が尾高型ではなく平板型になるのが違う。
三拍名詞も、二類と三類が平板型になる。共通語では二類は尾高型。三類はバラバラ。

また、北奥羽式は、原型である外輪東京式において、下げ核の直後の拍が広母音(ア・エ・オ)を持つ場合、
その拍へ核が後退している。そのため、二拍名詞四類・五類の約半分が尾高型になっている。
それに準じて、三拍名詞五類は中高型と尾高型、六類と七類は頭高型と中高型に分裂している。
ただし、共通語も二次変化しており、共通語も秋田も例外や乱れが多いため、三拍名詞の対応は単純ではない。

外輪東京式(原型)でも、動詞や形容詞の活用形アクセントは共通語とほぼ同じなので、
「共通語に核がある拍の直後が広母音拍なら核が後退する」という法則で、秋田の用言の活用形アクセントもほぼ予測することができる。
秋田の用言のアクセントは、終止形で見ると共通語とほぼ同じだが、それ以外の活用形で違う部分が多いため、
これが秋田の人が共通語を喋ったときに「訛り」と感じられる部分の多くを占めていると思う。

9名無しさん:2010/11/18(木) 00:24:17
ということは、
見るHL
見たLH
食べるLHL
食べたLHL
白いLHL
白くLHL
なのか?

10名無しさん:2010/11/18(木) 02:11:07
北奥羽の若者は江戸っ子風に聴こえると言うわけですね!

前ニコ生で、アクセントはきちんと東京式でしゃべってるけど「〜ねぇ」「ってっから」みたいな語彙を多用する人(東北人)がいて、江戸っ子風に聴こえた

11名無しさん:2010/11/18(木) 02:49:35
>>9
それで合ってるよ。ミダ (LH’)、ミレバ(LHL)、ミレ (LH’) 、タベダ (LHL)、タベレバ (LLHL)、タベレ (LLH’)、
シレグ (LHL)、シレガッタ (LHLLL) などのアクセントが共通語と違う。

「落ちる」はオジル (LHL) 、オジダ (LHL) になるので、上の規則だけじゃ説明できないけど。
下一段の形に類推して上一段も同じになったんだろう。

12名無しさん:2010/11/18(木) 08:45:16
五段動詞の音便形について考えると、
トッタ (LッH’) オモッタ (LLッH’)など促音便の形はタにアクセントがきてるけど、
ヨンダ (HンL) のような撥音便、カエダ (HLL)/ケァダ(HL) のようなイ音便、サシタ (HLL) のような非音便の動詞は
共通語と同じ気がする。タ・テにアクセントを置くと違和感がある。

あと、上の規則だと、二拍名詞で二拍目が広母音の語は頭高型にならないはずだけど、
ヤケ(火傷)は頭高型しかないと思う。
祖母がよく「ヤケスルデァ」とか言ってたけどヤケは間違いなく頭高型だった。

ただ、ヤケってよく考えるとヤゲになるはずなんだが、祖母はヤケと発音していたことが多かったと思う。
アクセントも含めて孫向けに共通語っぽく直した形だったのか?

13名無しさん:2010/11/18(木) 23:42:50
なるほど。

外輪式の地域では、終止形以外の活用形でも
終止形と同じ位置に核を置く事が多いというのを読んだことがあるが、
秋田にはあまり当てはまらないようだな。

静岡東部が典型的な、「全活用形のアクセントが同じ」という体系だ。
三拍一段動詞や形容詞は連用形に類推して
白くHLL
白いHLL
食べたHLL
食べるHLL
になっている。

14名無しさん:2010/11/21(日) 16:10:07
秋田で一段動詞の命令形が「見れ」「止めれ」などになる傾向は相当強いと思う。
ほとんど共通語を話してるような若者でもこの特徴は残ってることが多い。

自分は子供の頃、五段動詞と一段動詞の命令形を時々混乱することがあった。
「走れ」「喋れ」などの五段動詞の命令形も、一段動詞と同じように共通語らしくしようとして
「走ろ」「喋ろ」などと言いそうになることがあった。今でもとっさにどちらか迷うことがある。


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