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九州方言・九州弁総合スレッド

1名無しさん:2010/08/27(金) 23:28:06
九州の方言(奄美諸島は琉球方言圏なので除く)について何でも語ってください。

2名無しさん:2010/08/29(日) 21:15:52
豊日方言、肥筑方言、薩隅方言に分かれます。
肥筑方言がもっとも九州らしく、本州との違いが際立ちます。

薩隅は閉音節化が目立ちます。

3名無しさん:2010/09/09(木) 11:12:56
豊日方言
 九州独自の特徴は最も少ない。形容詞はイ語尾。
 動詞活用の類の保存状態がよく、上二段と下二段が本土方言の中で最もよく残るほかナ変もよく残る。
 ただし上二段が下二段化する傾向を持つ方言も多い。
肥筑方言
 最も九州方言的で、形容詞はカ語尾。「バイ」「タイ」を多用することで特徴付けられる。
 上二段は上一段化する傾向が強いが下二段はよく残る。ナ変は五段化している。
薩隅方言
 音韻に大きな特徴があり、狭母音を持つ拍が主に語末、条件によっては語中でも激しく促音化や撥音化を起こしている。
 またシラビーム方言的であり長音が短いなど、発音の違いが大きいため近隣の方言とも通じにくい。
 下二段は残るが、上一段、上二段、ナ変は五段化する傾向が強い。

4名無しさん:2010/09/21(火) 22:07:58
「バイ」と「タイ」の違いについて教えてください。
語源も興味あります。

5名無しさん:2010/09/21(火) 23:03:31
バイはワイの転、タイはトヨの転だ。
ワイ(wai)のwとバイ(bai)のbとはどちらも両唇音であること、
九州に隣接する中国と四国でワイがごく普通であることからして、 これは確実だろう。
たとえば昔のある時期に、「するわい」を強調して、促音化して「すっわい」(suwwai)と発音した。
しかしwwよりbbの方が発音しやすいから、「すっばい」(subbai)になった。
そこから促音の後でなくてもバイを使うようになった。とこういう筋書きが考えられる。
タイのほうは、ほかの方言で終助詞のイ、エ、ヨが互換的であること(たとえば カイ-カエ-カヨ)からして、
イの部分はヨにさかのぼることが考えられる。
これに肥筑方言で準体助詞にト(to)があることを加えれば、
トヨ(toyo)>タイ(tai)と解釈できる。
トからタになっているのは、「ひろう」と「ひらう」のように俚言で
個別的な母音の入れ換わりはよくあることだからあやしむには足らない。
naka-toi(無かとい)>naka-tai(無かたい)のような、形容詞のカ語尾のaの影響もあるのかもしれない

6名無しさん:2010/09/23(木) 02:32:54
>>5
バイ=ワイ

これは気づかなかった!!ありがとう!

〜トヨ って今もあると思うんだけど、それがタイになったの?

7名無しさん:2010/09/23(木) 22:19:12
鹿児島方言による「坊ちゃん」冒頭

親譲(おやゆづ)いのぼっけむんで小供(こどん)の時(とっ)かぁ損(そん)ばっかいし居(ちょ)っ。
小学校(しょがっこ)ぃ居(お)っ時(と)っ学校(がっこ)ん二階(にけ)から飛(と)っ降(ご)ぢっ
一週間(いっしゅかん)ばっかい腰(こし)ゅ抜(ぬ)かした事(こ)っがあっ。
ないごて其(そ)げなぼっけな事(こ)つしたかち聞(き)っ人(し)があいかも知(し)たん。
別(べ)ち深(ふ)け理由(わけ)でんね。新築(しんちっ)の二階(にけ)かぁ首(く)ぶ出(だ)しちょったなぁ、
同級生(どきゅせい)の一人(ひとい)がわやき、
どしこ威張(いば)ってん、其処(そっ)かぁ飛(と)っ降(ご)ぢい事(こ)ちゃ出来(でく)いめ。役(やっ)せん坊(ぼ)が。
ち囃(はや)し立(た)てたでぢゃっ。小使(こつ)け担(か)いわれっ戻(もど)っ来(き)た時(と)っ、
親父(おやっ)が太(ふ)っとか眼(め)をしっ二階(にけ)位(ぐれ)かぁ飛(と)っ降(ご)ぢっ腰(こし)ゅ抜(ぬ)かす奴(わろ)が
あいがち云(ゆ)たむんぢゃっで、こん次(つ)が抜(ぬ)かさじ飛(つ)っ見(み)すっでち返事(へず)した。

8名無しさん:2012/03/24(土) 01:31:49
>>5
>バイはワイの転、タイはトヨの転だ。
トヨは宮崎でよく使われているけど、肥筑の様にタイへ変化しなかったのはなぜだろう。
日向と肥筑の大きな違いはカ語尾の有無やアイ→エなどの連母音融合が目立つぐらい。
一方、ワイは直前の促音の影響でバイへ変化したという仮説は納得できる。
九州ではワイは大分で顕著だけれど、大分(両豊)は他九州方言と比べ明らかに促音便化が少ない。

9名無しさん:2012/03/24(土) 21:16:20
東北弁の「べ」と九州弁の「ばい」はもしかして語源が同じなのか!?
用法は完全に同じではないけど福島とかでは「ばい」もあるらしいし

10名無しさん:2012/03/24(土) 23:18:23

東北のべは古語の「べし」を汲む「べい」の直系で、ばいとは無関係だ。
その根拠はいくつかあり、
1.江戸時代の文献で「べい」の例があり、関東と東北で「べ」が現在も多く用いられていること。
 二つを見れば、現在のべが明らかに江戸時代のべいをうけつぐものだと分かる。
2.東北のべは形容詞につくとき「たかかんべ」のように-かん(カリ活用、-かるの撥音化)につくこと。九州の「ばい」はこのようなことはない。
3.東北のべは意思や勧誘に用いることが多く、断定のニュアンスをもつ「ばい」と意味があまり似ていないこと。
4.「ばい」が東北で「べ」と発音されるならば、その母音は連母音の融合したものであり、広いエ、半広母音[ɛ]であるはずだが、
 実際はそうでなく、ただのエであること。

11名無しさん:2012/03/25(日) 00:20:14
>>5
タイはもっと単純に(準体助詞の)ト+ワイの転じゃないのかな?
トワイ:towai>toai>tai:タイって感じで。

12名無しさん:2012/03/25(日) 03:42:58
>>10
その記号間違ってるぞ

んで発音なんていくらでも変わるんだからэであるはずとか決まってるんですか?

関東弁の しねぇ とかのねぇはэなん?

13名無しさん:2012/03/25(日) 09:41:34
>>11
それもありうるな。他の西日本の方言の「-んじゃわい」と「たい」の意味が合致していれば特に可能性は高まる。
「-とばい」という形もあり、「たーい」と三拍で発音するのも普通の地域があれば役満なのだがどうだろう。

>>12
東北と関東ではアイがエーになったときの発音はちがうのだよ。関東ではアイはただのエを伸ばした音になるが、
東北ではただのエよりも口を広く開けてエと発音する。
東北ではエの口の開け方が狭く、他の地方よりもイ寄りになっているが、アイからできたエはこれとははっきり異なる。
>>12が東北人なら「根」と「無い」、「毛」と「貝(っこ)」を発音して比べてみるんだ。
もし東北のべが「ばい」に由来するのなら、アイからエになったのだからそのエは「無い」のほうと同じ音になるはずだろう。
だが実際はそうではない。

14名無しさん:2012/03/26(月) 10:12:55
>>12
間違ってるのは君の方じゃないかな。
э(正確には[ɜ]かな)は中舌の半広母音、[ɛ]は前舌の半広母音。
東北方言で広く聞かれるのは前舌のほう。

東北方言と言っても色々だから[ɜ]を使う方言もあるのかな?
聞いたことないけど。

15名無しさん:2012/03/26(月) 16:53:31
あれロシア語のЭってIPAと逆なのか?どないなってんだ!

16名無しさん:2012/03/31(土) 01:15:02
九州に来て、出来らん(出来ない)、起きらん(起きない)なんてのを実際に耳にしたときは
思わずブッ飛んだw

17名無しさん:2012/04/03(火) 05:45:37
なぜや?

19名無しさん:2014/09/23(火) 01:23:29
>>12
教養もないのに無理してIPAを使おうとするからこうして恥をかく。


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