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日本語の方言アクセント・イントネーション
372
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 00:18:54
金田一説
院政期から外輪東京式への変化
2拍1類 HH → HH → HH → LH → LH
2拍2類 H]L →HH↑
2拍3類 ]LL →]LL →H]L →LH] →LH]
2拍4類 ]LH →]LH →]LH →]LL →H]L
2拍5類 ]LF]→]LF]→]LF]→]LL↑
373
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 00:22:44
外輪東京式から西南九州式への変化
2拍1類 LH →LL →HL
2拍3類 LH]→LH]→LH
2拍4類 H]L→LH]↑
374
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 00:51:26
白峰の下降式は、下げ核2つではなく、下降調(位置は規定されていない)の後に
核があるというものだったはず。
たしかに不均衡な体系だが。
それはいいとして、西南九州以外の本土方言では、
南北朝期までに、語頭にLL…を許すことができなくなり、
HH…かLH…かに収れんするという変化が起きている。
後の京阪式・内輪・中輪式地域では、上がり目前のくぼみを経て補忘記式になった。
後の外輪式地域ではこのくぼみが上がり目直前拍の後半のみに現れて、外輪乙種が成立(ただしこの説では語頭のLHH…が導きにくい)。
讃岐では上がり目を消去してLL部分全体がせり上がり高平型に統合。
補忘記式成立時点では、まだ「各音節に高、低が付く段階観アクセント」だったかもしれない。
この後一拍後ずれして東京式を生むときにもLLを許さなかったのは、段階観で解釈できるようなアクセントだったから。
京都では江戸時代までには段階アクセントを捨てて「高起・低起と下げ核」弁別になったので、語頭からLLが続こうが構わない(そもそも2段階で表せない)。
東京式でも2段階ではなく下げ核だけのアクセントになり、盛岡のような卓立調を成立させている。
375
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 02:47:15
>>371
鹿児島に関しては、今の大分の形を経ていない可能性は十分にあると思う。
ただし具体的な変化過程に関しては、諸説あって俺もどれが妥当かまだ吟味できていない。
他方、津軽に関しては、今の豊橋の形を経ていないと考えるのは方言地理学的にも無理。
例証は大変に難しいと思うが、今の直感では、
・東北日本の(少なくとも)外輪乙種は
>>157
式を経て拍が院政京都より「1拍前」にずれた。
・京阪式は記録通り。実質的には大半の語でせり上がり現象と後ろの原始下げ核の崩壊による「2拍前ずれ」が起きている。
・中国地方と九州北東部の乙種は、金田一通説通り「2拍前ずれ後」の「1拍後ずれ」による。
・西南九州と沖縄は、院政京都から直接別ルートで変化した。
この4ルートがあるんじゃないだろうか。中国地方と中部地方の乙種はそっくりだが並行変化かもしれない。
376
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 02:50:56
アンカー間違えた。
>>159
式。>161の修正を加えるべきかは分からない。
北奥羽の1類低平原則は、そんなに古いものでもない気がするので、
訂正を加えたほうがいいかもしれない。
377
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 07:10:35
>>375
東日本と西日本の外輪乙種に違うルートを想定するのか。
でも東北の卓立調が元からのものだとは思えない。
秋田なんかは、語頭に小さな上昇、核直前に大きな上昇がある。
これはLH…の末裔だろう。
そうなると、なぜ
>>161
のようなLH…が生まれたのかを考えないといけないが、
非東京式の地域でも、高松とか金沢とかのようにそうなっている地域があるし、
外輪でもまずHHH…となってから、語頭低下が起きたのかもしれない。
西南九州がなぜ大分の子ではないかと考えると、
外輪乙種から一拍後ずれさせると、むしろ2拍3類は1・2類に統合してしまうんじゃないかと思う。
あるいは、外輪乙種が変化すると12無核/345起伏 というのが考えられるが、西南九州はそうではない。
378
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 07:18:35
金田一説の尾鷲や白峰アクセントの成立過程が面白いのは、
2拍2・3類はそのままなのに、
それ以外が大規模な変化を起こしていること。
特に白峰については、1類がなぜ2・3類に合流しなかった?という疑問がわいてくる。
379
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 20:48:31
>>377
「西南九州の2拍3類が核を持ったことは一貫して無い」んじゃないかと思うんだよね。
>>159
的発想を無理に取る必要はなくて、第一段階までは金田一通説通り、つまり
>>371
の2つ目までは共有していると解しても問題はない。ただし「0拍の]」は無いと解する。
その上で、「3類無核(低平)」の無標を維持するために、
高平の1類2類において、高平がいわば「維持できなく」なり、どこかに核が付いた。
これを「初拍の下げ核」とすれば、実は上野の最初の問題意識と同じものになるが、3拍以上を丁寧に見ないとわからない。
大きく見れば、「せり上がり現象の裏返しバージョン」が1類2類(高起類)で起きたということだが、
どんなものが起きたのかは、詳細な検討の余地があるとおもう。
ただ、「低平類の無標・無核」というのは、有標の核として、発想的に「上げ核」や「昇り核」に親和的なんだよね。
上に出ているB群とC群というのが、おそらくここにかかわるのだろう。
この2つ、
>>225
で検討したんだが、核の語頭からの距離、つまり「低平連続の長さ」とどうやら関係している。
現在ではアクセントでもまるで大分のようなものまで多様な様相をみせる琉球方言だが、
3類=低平が、変化の「台風の目(周りを振り回すが自分は無風=非変化)」だったように思う。
他の多くの方言がこの台風の目が1類であることからみると、やはりかなり毛色の違うアクセントだろう。
380
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 21:45:49
アンカーは
>>371
じゃなくて
>>372
かな。
381
:
名無しさん
:2011/02/24(木) 22:06:03
琉球のアクセントの成立過程を推定するのはかなり難しそうだな。
なぜ12/3/45になったか、までは何とかなりそうだが、
具体的な型の変化まで推定できそうにないぐらい、入り乱れている。
12/345がその後身なのかどうかさえ分からない。
382
:
名無しさん
:2011/02/25(金) 01:48:44
確か金田一だったと思うが、西南九州式のB型は、尾高型のように最後に下降を持つとみなす見方を見たことがあるがそれはどうなんだ?
B型の後に他の語が来ると、例えばLH+LH→LHLLのようになるのが根拠だったと思うが
383
:
名無しさん
:2011/02/25(金) 02:29:58
>>382
>>149
的な意味での下げ核は(レスは激しい論争の一部分だが、一応周辺部分も読んで把握していただければ幸い)
いわゆる統合1型(都城)にも存在するし、実は鎌倉期京都アクセント2拍3類にも存在すると解するのが
>>149
説と読めるので、
内中輪乙種の尾高のような下り核を想定する必要は無いんじゃないかと思う。
やっぱり、南西九州には、どことなく下げ核や昇り核を過去にはっきり持っていた匂いがするなあ。
384
:
名無しさん
:2011/02/25(金) 22:32:58
>>183
を見ても、西南九州式の祖形は、助詞が付いても下降の位置が動かない、
東京式のような位置アクセント(下げ核)の体系を持っていたんだろう。
そして二拍名詞では、一類・二類が頭高型、三類・四類・五類が尾高型という状態が祖。
そこから助詞が付いた場合の核の後退だとか、遅上がりだとかによって各地で変化していった。
B型の場合、低高’、低高’低が祖形で、今の鹿児島も低高’、低低高’とみなしてよいだろう。
385
:
名無しさん
:2011/02/25(金) 23:14:47
>>384
>>183
がさも当然のように三河内・屋久の形を「原型」と言っているのがどうもひっかかるんだよなあ。
これが当然なら
>>384
と言えるんだろうけれど。
疑問点は2つあって、まず「高起類を頭高で統一してしまう」と、
そこから鹿児島の「ブービー(praeultima)音節核」まで持ってくるのが、かなり大変なことになる。
「頭高」と「ブービー滝」は(東京方言の頭高と平板のように)鏡像のような関係ではなく、
「一発で逆転変換した」とは到底言えないからだ。高起類の原型の滝は、もっと後ろにあったのではないか?
2つ目は、
>>183
のまとめ方に関わる。2拍名詞に助詞を付けて比較する場合「本来のアクセントが『高』の助詞を選ぶ」
これは、京都にしても東京にしても、滝アクセントであることが論理的前提であるからで、
滝があったのか、実は壁(昇り核)だったのか、あるいは凹(上がり核)だったのか、よくわからない場合には
場合によってはトートロジーになってしまう。
386
:
名無しさん
:2011/02/26(土) 01:45:33
批判ばかりするのも何なので、一応、現在のところでの俺の試案を書いてみるよ。
西南九州&沖縄方言の祖形アクセントとして推定されるものとして
A群:H…HL(高起類が、B群に負けて高平を維持できずせり上がりならぬ「腰折れ現象」を起こした)
B群:L…LL(これはそのまま。低平類からもC群への造反者は少数出ている)
C群:L…LH(高起有核類が集合離散して、最終的にこの形にまとまった)
と考えている。
なんじゃそりゃ??ふざけんなバカ!!そんな都合のいい仮定なんてあるかよ!というお叱りは甘受する(笑)
たしかにあまりにも技巧的だからね。
ちなみに、この時点では、下がり核なのか、下げ核なのか、昇り核なのかはわからない。
これがそれぞれ方言ごとの核の解釈と類の再編成により、今の西南九州&奄美沖縄の各方言アクセントとなった。
「この段階でもまだ高起は残すの?」という疑問については、
音程が「下がっていくアクセント」か「上がっていくアクセントか」の違いとして、
結構しつこく弁別は残ったのではないかと思っている。(つまり上野の問題意識とこの点は共有する)
なお、このアクセントが現存した時代がどれくらい長かったかについては、俺は否定的。
京都における南北朝アクセントと同じで、祖形にはなるが瞬間風速(数十年程度)で崩壊したアクセントだと思われる。
387
:
名無しさん
:2011/02/26(土) 05:16:34
ではこの板で。
http://www.youtube.com/watch?v=17ehMU39sWY
振った HL
動かす HHHH
上げない HHLL
上げても HLLL
走れてきたな HHHHHLL
靴選び HHHLL ←おもっくそ京阪式の雰囲気で言ってるww
靴 HL
これは東京式と言えるの?
同じナイリンシキ?とか言うらしいけど、名古屋人はこんなアクセントじゃないよね
388
:
名無しさん
:2011/03/01(火) 01:11:23
東京の人が
朝日(あさひ)とか従兄弟(いとこ)とかを
京阪式と同じHLLで発音している。
神とか雲も京阪式と同じHLで発音してる。
これでも東京式と言えるの?
389
:
名無しさん
:2011/03/01(火) 10:19:24
命、姿、涙、ほうき、情け、枕…
三拍名詞5類だな。
390
:
名無しさん
:2011/03/01(火) 19:26:35
>375
>鹿児島に関しては、今の大分の形を経ていない可能性は十分にあると思う。
九州の無アクセントが鹿児島と大分のアクセントの接触で生じたとすれば、それは確実だろう。
大分式から鹿児島式が生じても、即座に無アクセント化してしまう。
391
:
名無しさん
:2011/03/01(火) 22:52:51
大分式と鹿児島式の間は、無アクセント地帯によって完全に分離しているからなぁ。
大分式から鹿児島式が生じたならば、その間に中間的な型や変化途上の型をもつ
有アクセント方言があって、どこかで連続体になっていても良さそうなんだけど。
392
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 02:32:19
>>390
アクセントの接触線上で必ず無アクセントするならそうだろうが,
他の地域のアクセント境界線付近をみると,
比較的緩慢にアクセントの崩壊が起こっているようにみえる。
福岡市付近の東京式の崩壊過程を見ても,
四国の無アクセント地域を見ても,
発生した鹿児島式が即座に無アクセント化するわけではないと想像できる。
393
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 07:04:42
>>392
でもなあ。
大分式と鹿児島式に限っては限りなく相性が悪いように見える。
両者の間には綺麗に無アクセントが挟まれ、全く接していない。
間にある有アクセントも一型式しかなく、これも鹿児島式が変化したもので、
大分式とはおそらく無関係。
394
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 09:03:06
昔は接触していたが、鹿児島式は一型式を経て、東京式は福岡市などにあるような曖昧な東京式を経て崩壊したんじゃない?
間にある有アクセントが一種類しかないからと言っても、他の地域をみてもアクセントがグラデーションになっているわけじゃないし、鹿児島式が大分式を経ていない証拠にはならないと思う。
395
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 10:23:38
>>394
無アクセントが接触によるものではなければそうだろう。
だが九州の無アクセントは分布からして接触によるの可能性が高い。
一型式や曖昧な東京式も、無アクセントが引き金になって生じたと思われる。
となるとそもそも接触すると崩壊する両者に直接のつながりがあるとは考えにくい。
ただ二段階以上の変化を経ていればありうるが。
その場合、変化途中のアクセントが崩壊せずに残ってる可能性が高い。
少なくとも大分式から鹿児島式が生じたということはないと思う。
396
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 20:14:06
>>395
一応金田一法則の説明はあるわけで、導けないことはないんだよ。
問題は、
>>373
の「2番目の形」が九州島に現存しないということなんだよな。
これ、実は北奥羽アクセントの原型に極めて近いもので、鍵となるのは「1・2類の低平化」なのだが、
(この低平が確立しないと、金田一法則の乙種力学の2つ目「語頭隆起」が出てこない)
ここが西南九州・沖縄を通じて完全なミッシングリンクになっている。
しかも崩壊アクセントの「幅」が極めて狭く、「崩壊アクセント部分にその形があったのだが消えたのだ」
という、戯画的に言えば某掲示板でいう「超時空太閤ヒデヨシ方式(笑)」すら適用が困難。
しかも困った傍証があって、北奥羽では12類の低平はデフォといってもいいのだが、
ここから語頭隆起する事例がほとんど見当たらない。
むしろ、この無核類の低平は、有核類の核前の低平を導いて3〜5類の1音節卓立(秋田など)を経、
最終的に上がり核アクセントに移行する(津軽など)トリガーとなる傾向で、
語頭隆起とは正反対の動きを見せる。
397
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 21:30:13
二型式〜無アクセント〜外輪東京式と完全に移行しているかというとそうでもなく、
熊本県人吉市あたりには曖昧な二型式があるな。二型と無アクセントの中間と言える。
あと、
>>183
では都城式のみが一型ではあるが、一湊式や栗生式なども
一型になる寸前とでも言えるような状況だ。
一湊式では助詞付きの、栗生式では単独の形での区別が失われている。
ここからさらにアクセント後退が起これば、一型化するのは極めて容易だろう。
そして都城式の一型アクセントは若い世代では無アクセント化している傾向があるから、
そのようにして無アクセントが生じたと考えるのは自然だろう。
398
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 23:30:46
方言区画論のスレで、琉球方言の「系列」が
外輪東京式から音韻的法則で導けると言っていたが、どういうこと?
同じ類なら「核が遠い」「核が近い」とかいう差はないはずでは?
本土方言の類の分裂でよく見られる、母音の広狭や子音の無声・有声の違いも
うまく当てはまらないし。
399
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 23:52:38
>>398
>>74
をじっくりと眺めてみると、朧気ながらわかると思う。
特にB類をじっくり眺めてほしい。そして、院政京都アクセントの具体的な型を思い出してほしい。
「B類」とは、「院政京都アクセント低起類のうち、下げ核(滝)をそのままの高低では付けられないもの」
しかなる資格がないことがわかる(必要だが十分ではない)
起きたことは極めて簡単なことであって、院政京都アクセントのうち「低起で滝を付けられない類」が
B類とC類の2つに分裂した、ということ。C類は低起類のうちその補集合になる。
次の問題は、「低起・無核(候補)類」の「分裂条件」を探ることになる。
俺に言わせれば大変にシンプルな問題で、明確でないものは1つ(分裂条件)だけ。
この解明はかなり難しいと思うけれどね(俺も方針が立たない。これが唯一の問題だと思う)
400
:
名無しさん
:2011/03/02(水) 23:54:45
一応、2拍の場合に3単語例外があることを付言しておくよ。
(厳密に数学的には必要だと言い切ることは出来ないということ)
401
:
名無しさん
:2011/03/03(木) 00:15:16
>>399
いや意味が分からない。その「分裂条件」の案が無ければ何の意味もない説では?
「低起で滝を付けられない」と言っても、二拍五類は第二拍に滝があるのでは?
二拍三類
B系列: 'ami 'inu 'imo 'iro 'uma kusa kumo kome sima tuno nami nuka fana mame mimi jama
C系列: kame nomi fama fone mari
二拍四類
B系列: 'ita 'ine 'uri kasa kata kado kama siru tane miso mino mugi wara
C系列: 'iki 'ito 'usu 'umi naka fasi fari fune fera matu
二拍五類
B系列: 'ame momo joru
C系列: 'ase kage kowe saru tabi tuju nabe woke
三拍四類
B系列: 'ikusa 'ituka 'omote kagami kojomi takara tafara nanuka fakama fasami fikari fotoke
C系列: 'afugi katana kafara kotoba sakafi siraga suzuri fukuro musiro
三拍五類
B系列: 'abura 'itutu 'inoti ki'uri kokoro sugata sudare namida fibasi makura
C系列: 'asafi 'itoko 'oyako tasuki nasake fasira fafaki wasabi
こうして眺めてみても分裂条件らしいものは見つけられないし。
402
:
名無しさん
:2011/03/03(木) 00:17:57
かぶった。二拍五類でB系列の3語は例外扱いということ?
しかし全体の語例がもっと多いならともかく、
この数では例外として片付けてしまうのは危険だと思うが。
403
:
名無しさん
:2011/03/06(日) 01:18:01
http://www.youtube.com/watch?v=y_TtEsPoDY8
部分的に京阪式を獲得している
404
:
名無しさん
:2011/03/20(日) 23:31:15
今年のNHKの中国語講座には藤原紀香が出るみたいだが、かなりセンスありそうな発音してたぞ。
やっぱ関西人だから有利なのかもね。
406
:
名無しさん
:2011/04/28(木) 11:16:24
今回の大震災による津波の映像がYoutubeに多数上げられているが、
これは津波の映像として貴重なのはもちろん、
東北沿岸部の自然会話の記録としても貴重だ。
場面が場面だけに方言も出やすい。
アクセント的にみると、この地域には、
外輪東京式、北奥羽式、型の少ない特殊な東京式、無アクセントなどの地域が含まれる。
まだアクセント的には純粋な戦前生まれも多数健在なので、
今回の動画が後年にアクセントなどの方言資料としても活用されるかもしれない。
407
:
名無しさん
:2011/05/05(木) 05:16:02
岩手県出身のオネエ住職があるとき京阪式っぽいアクセントを使ったのが話題に。
岩手県の一部に京阪式に似ているアクセントに似たアクセントが存在しているらしいのですが、
誰か詳しい人いませんか
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ref=em_over&ch_userid=bimbom&prgid=41548109
24分10秒過ぎから
もちろん完全に京阪式というわけではないが、京阪式っぽい部分はたまたまにしては一致しすぎていると思う
いつもはこのアクセントを使わないし、何かあるんだろう
408
:
名無しさん
:2011/05/05(木) 05:16:34
ちなみに俺は関西人やで!
409
:
名無しさん
:2011/05/18(水) 21:37:19
>>407
会員にならないと見れないって出るよー
410
:
名無しさん
:2011/05/19(木) 13:34:17
俺も頑張って登録したわ
411
:
名無しさん
:2011/05/22(日) 18:42:28
北奥羽式アクセントって、「二拍名詞で第二拍が広母音の場合、三類・四類・五類が統合している」というように言われることが多いけど、
実際は三類と四類・五類の区別が残ってないか?
秋田出身の自分の内省では、
「山が」「船が」「雨が」はいずれも低高低だけど、
「山の」は低低低になるのに対し、「船の」「雨の」は低高低だと思う。
「山の」を低高低にしてもそれほど違和感はないが、「船の」「雨の」が低低低なのは違和感がある。
412
:
名無しさん
:2011/05/23(月) 21:09:08
なるほどー。
3類+「の」は元々平板だから、そうなるんだ。
413
:
名無しさん
:2011/05/24(火) 01:18:05
二拍名詞の類の区別
一類 二類 三類 四類 五類
平安京都 高高 高低 低低 低高 低降
鎌倉京都 高高〜高高(高) 高低〜高低(低) 低低〜低低(高) 低高〜低高(高) 低降〜低高(低)
(1)〜高高(高) (1)〜低低(低)
室町京都 高高〜高高(高) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低高(高) 低降〜低高(低)
(1)〜高高(高) (1)〜高高(高)
現代京都 高高〜高高(高) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低低(高) 低降〜低高(低)
(1)〜高高(高) (1)〜高高(高)
関東式 低高〜低高(高) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 関東西部から東海・東山一帯
(1)〜低高(高) (1)〜低高(高)
中国式 低高〜低高(高) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 中国地方の大部分
外輪東京式 低高〜低高(高) 低高〜低高(高) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 越後、近江など
豊前豊後式 低高〜低高(高) 低高〜低高(高) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 福岡県東部、大分県(豊前、豊後)の大部分
(1)〜低高(高)
筑前式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 福岡県西部(筑前)の大部分
.(2)高低〜高低(低) (2)高低〜高低(低)
筑前糸島式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 福岡県糸島郡
.(2)高低〜高低(低) (2)高低〜高低(低) .(1)〜低高(高)
壱岐式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 壱岐の大部分
(1)〜低高(高)
壱岐西北式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 高高〜高高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 壱岐西北三村
(1)〜高高(高)
対馬式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 対馬の大部分
(3)高低〜高低(低)
久根式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 対馬の久根、瀬、内院
.(3)高低〜高低(低) (3)高低〜高低(低).(3)高低〜高低(低)
豆酘式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 対馬の豆酘
.(3)低高〜低低(高) (3)低高〜低低(高).(3)低高〜低低(高)
414
:
名無しさん
:2011/05/24(火) 01:20:45
長崎式 高低〜高高(低) 高低〜高高(低) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 長崎県彼杵地方、高来地方など
(1)〜低低(低) (1)〜低低(低) .(1)〜低低(低)
三河内式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 長崎県東彼杵郡北端
藤津式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 佐賀県藤津郡地方
杵島式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 佐賀県杵島郡地方など
玉名式 高低〜高高(低) 高低〜高高(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 低低〜低低(低) 熊本県西北部
芦北式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低高〜低高(高) 低高〜低高(高) 低高〜低高(高) 熊本県西南部
長島式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 鹿児島県長島郡の一部
鹿児島式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 鹿児島県の大部分
南薩摩式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低高〜中低(高) 低高〜中低(高) 低高〜中低(高) 薩摩半島の南岸
枕崎式 低高〜中低(高) 低高〜中低(高) 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 枕崎市地方
江石式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低高〜高低(中) 低高〜高低(中) 低高〜高低(中) 鹿児島県上甑島の一部
屋久式 高低〜高低(低) 高低〜高低(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 屋久島の一部
一湊式 高低〜低高(低) 高低〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 屋久島の一部
栗生式 低高〜低高(低) 低高〜低高(低) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 屋久島の一部
都城式 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 低高〜低低(高) 宮崎県南端、鹿児島県東端、五島列島の福江島西部
無型式 無無〜無無(無) 無無〜無無(無) 無無〜無無(無) 無無〜無無(無) 無無〜無無(無) 五島列島の大部分、長崎県北部、佐賀県北部、
福岡県南部、熊本県東部、宮崎県の大部分
(1) 上段は助詞「-が」が付いた場合、下段は助詞「-の」が付いた場合。
(2) 下段は第一拍に広母音、第二拍に狭母音を持つ場合、上段はそれ以外。
(3) 上段は第二拍に広母音を持つ場合、下段は第二拍に狭母音を持つ場合。
415
:
名無しさん
:2011/05/24(火) 22:18:03
糸島式も、「の」が付いたときだけ一類・二類と三類の区別が現れる。
一方、内輪・中輪東京式の多くでは、「の」が付くと一類と二類・三類の区別が中和する。
京阪式でも、現在では一類が高高(高)、二類・三類が高低(低)で、
「の」が付くと二類・三類も高高(高)になり区別が中和する。
二類と三類が統合したのは南北朝時代だが、
江戸時代半ばまでは、「の」が付いた場合でも二類は高低(低)のままで、
三類と区別があったという。
416
:
名無しさん
:2011/05/26(木) 20:06:52
「の」だけなんでこんな特殊なんだ?
昔からこうなのか?
417
:
名無しさん
:2011/05/28(土) 04:36:27
http://live.nicovideo.jp/watch/lv51399944?ref=mini_subscribe
これ鹿児島の生主
かなり鹿児島訛り全開なので貴重。
沖縄よりちょっとクニャクニャが多い感じだけど、やっぱ沖縄に似てる
〜ふえてる とか 〜てる なんかは沖縄と一緒だし、共通する部分が多いね。
418
:
名無しさん
:2011/05/28(土) 18:53:47
沖縄と九州南部のアクセント、根本は同じなんだろうな。
419
:
名無しさん
:2011/06/07(火) 20:22:23
薩摩が侵略したことと関係があるの?
それにしても、「奄美訛り」というのはあまり聞いたことないのでわからないが。
420
:
名無しさん
:2011/06/07(火) 20:25:17
この間の仁JINの薩摩弁は思った通り、無アクセント風のてきと〜なアクセントだったな
薩摩訛りはやはり難しいか
421
:
名無しさん
:2011/06/07(火) 20:33:13
奄美には薩摩侵略後の語彙などの影響があるらしいが、
発音やアクセントにまで影響するほどのものではないだろう。
奄美から与那国までの琉球方言のアクセントは、九州にあるアクセントのタイプとかなり似ている。
外輪東京式、西南九州二型式に似たアクセントが多い。
琉球祖語のアクセントを再構すると外輪東京式に似たアクセントになる。
ただし上で出ているように、本土方言で再構される「類」と琉球方言で再構される「系列」には
無視できないずれがある。
422
:
名無しさん
:2011/06/10(金) 19:45:15
ウチナーヤマトグチのアクセントって本当に沖縄語訛りのアクセントなんでしょうか?
離島の人のアクセントを聞く機会はあまりないけど、石垣島の訛りが本島の典型的な訛りとは違うってのは分かるね
本島でも訛りが違うらしいけど、そんなに型が違うものか?
奄美の中でも沖縄語に近い系統の沖永良部訛りの日本語はどんなものなのか
また、本島で言う「ウチナーヤマトグチ」的なものは各島ではどんな感じになっているのかが気になる
423
:
名無しさん
:2011/06/10(金) 19:50:27
琉球諸島はアクセントの地域差も凄く激しいからな。
どのぐらい違うかというと、
>>66
のように、首里と那覇ですら全然違う。
体系的には、首里は西南九州式、那覇は外輪東京式に近い。
ただ、実際の発音はだいぶ違うようなので、例えば首里が鹿児島に、那覇が大分に近く聞こえるかというと聞こえないと思う。
石垣島になると、本来の方言は沖縄本島はもちろん宮古島とすら全く通じない。
424
:
名無しさん
:2011/06/10(金) 23:41:05
現在はどんな言葉が話されてるの?
ミャークヤマトゥフツ とかがあるんですか?
それとも現在はある程度本島のウチナーヤマトグチを取り入れたりしてるの?
425
:
名無しさん
:2011/08/26(金) 13:47:57
コテコテの京阪式アクセントの中学生を発見
http://www.youtube.com/watch?v=k1R2GH1FowY&feature=mfu_in_order&list=UL
http://www.youtube.com/watch?v=ixOwXVoxcM8&feature=mfu_in_order&list=UL
言葉使い自体は共通語だから分からないが、このコテコテさは和歌山でもなく四国だろうな
語尾の「す」を「すぅ」と言うのも、ここまで強いのはイマドキ関西の若者では聞かれない。
「ほしいこと」を「ほしこと」のように発音するいかにも古そうなしゃべりが、中学生から聞かれるというのは関西ではなかなか無いだろう。
ちょっと感動したわ。
ドカベン香川の話し方に似てるし 四国が濃厚だ。
426
:
名無しさん
:2011/08/26(金) 13:57:01
http://www.youtube.com/watch?v=ignfjtOMZeI&feature=mfu_in_order&list=UL
3:46から高校時代のドカベン香川。
コテコテ。
ていうか香川って調べてみたら一応育ちは大阪なんやな。
大阪の西成
しかし徳島生まれで、両親はおそらく徳島人だろう。
429
:
平成1年生まれ
:2011/09/11(日) 09:08:30
京阪式アクセントの個別スレはないのかね?
平安時代の京阪式が残っているという、伝説の伊吹島動画をついに発見したぞ!
11年 伊吹島「夏越しの大祓」(お神楽)2
http://www.youtube.com/watch?v=4Q6A7j4Q7AM&feature=mfu_in_order&list=UL
こういう祭で重要な役柄を務めるぐらいだから、地元の人だろう。
俺の感想としては、
平安時代の京阪式は、古すぎて変なアクセントに聞こえるんだろうと思っていたけど、
これを聞いた感じでは、確かに保守的で古そうだな、と言う感じで、そないごっつ違和感ない。
自分のアクセントとは違うけど、うちの婆さんのアクセントに通じる部分が多いし。
「来ました」は現代京都と同じアクセントだな。
違うなと思ったのは
どこ行ったLLHL
ありがとうHHLHL
ぐらいか。
この動画で出てくる
ご利益 HHLL
とられた HHLL
のようなアクセントはうちの婆さんと同じで、親しみがあるが、
俺自身は普段どちらもLHLLと言っている。
いや〜京阪式って難しいね。
これを機に俺もせめてうちの婆さんレベルのアクセントを習得しておこうと思う。
430
:
名無しさん
:2011/09/20(火) 10:54:45
和歌山弁講座 和歌山弁ラップ Yhoo! You're! Yhoo!を使って...
http://www.youtube.com/watch?v=Ou6hpSsrm50&NR=1
431
:
名無しさん
:2011/09/20(火) 20:45:54
日本語アクセントの再建(上野善道)
http://www3.nacos.com/lsj/modules/documents/LSJpapers/journals/130_uwano.pdf
日本語の祖アクセントについて考察した論文。
伊吹島アクセントについても述べているが、祖体系の型の区別をほぼ引き継いでいる点では古いものの、
アクセント体系については大転換を経ており新しいとしている。
432
:
名無しさん
:2011/10/31(月) 19:43:49
松山弁講座1
http://www.youtube.com/watch?v=9kA0EjsZ7Qo
http://www.youtube.com/watch?v=S6t8OW1hCIg&feature=mfu_in_order&list=UL
松山のアクセントは近畿に近いと聞いていたけど、これは全然違うね。
京都のアクセントとも違うし、どちらかというと遅上がりの東京式が随分と混じってるように聞こえるが。。
433
:
名無しさん
:2011/11/03(木) 05:56:37
>>432
動画は、なんか違和感ある。
言葉自体は、愛媛の方言使ってるから、聞き流したら松山弁かな〜と思ってしまうけど、
単語のアクセント、例えば、
「今度」「全部」→自分は「低高低」だけど、オッサンは「高低低」
「頭」→自分は「高低低」だけど、オッサンは「高高高?」。
あと、「昔」「大事(だいじ)」とかも何か違う。自分が間違ってるかもしれんけど。
オッサンは元々松山の人じゃない(愛媛の東京式・無アクセント地域出身者)とか、
テレビの影響で東京式が混じったとか…かな?
434
:
名無しさん
:2011/11/05(土) 09:47:17
今度がHLLだと東京式でしかないが、全部のHLLは保守的というか、普通に年寄りの京阪式だぞ。
松山人じゃない人がわざわざ松山弁を自分でしゃべってアップするかね・・?
435
:
名無しさん
:2011/11/06(日) 04:18:21
へ〜。「全部」は、東京式でもHLLだから、京阪式と同じなんだね
ってことは、
>>14
の分類では
全部=三拍名詞三類or五類ってことになるの?
436
:
名無しさん
:2011/11/06(日) 18:11:29
「全部」が金田一語類に入っているかどうか…?
437
:
名無しさん
:2011/11/07(月) 09:28:08
「頭」は保守的な京阪式では高高低の代表語。三拍名詞四類。
近畿中央の主流京阪式では高低低に変化しているが、大阪では変化が完了していないし、
和歌山や四国など周縁部では、若者以外は高高低を保っているはず。
「昔」は三拍一類で高高高が期待されるところだが、京都では例外的に低低高になっている語だそうだ。
438
:
名無しさん
:2011/11/07(月) 11:36:59
>>432
高起と低起の区別が消えて垂井化しているのと、
周辺の東京式に影響されたのか、アクセント核の位置も甲種アクセントじゃないのがあるような…
439
:
名無しさん
:2011/11/10(木) 01:32:04
頭 は家ではHLL
外でLHL。
440
:
名無しさん
:2011/11/10(木) 08:36:15
でもあるかもなぁ
逃がす
俺は LLH と言うけど、
婆さんはHHHやと思う
LLHやからと言って保守的なわけではないのんか、
なんか難しいなぁ。
441
:
名無しさん
:2011/11/10(木) 16:20:45
「逃がす」は江戸時代までHLLだったのが
幕末にHHHになったんだと思うが、
一段動詞だと
「落ちる・起きる・見える・食べる…」の東京式がLHL、京阪式がLLH
だというところから類推して
五段動詞も「逃がす」の東京式LHLから類推して
LLHと発音する人が出てきているのかもしれない。
443
:
名無しさん
:2011/11/19(土) 15:13:40
http://www.youtube.com/watch?v=SM17SvyKZ3U
平安時代ってほんまにこんなしゃべり方だったの?
ほんとに怖い。
ズ〜〜〜〜〜ンと怖い。 和風のお化けが出て来そうじゃ。。。
444
:
名無しさん
:2011/11/25(金) 08:55:48
東京式は京阪式から変化して出来たことになっているけど、
広く分布する特徴で、京阪式と対応しないのもあるよな。
(1) 複合語のアクセントは原則として最後の形態素に支配される。
(2) 固有名詞や外来語の標準形が-3型である。
(3) 一類動詞・形容詞の連体形が平板型になる。
このあたり、北東北とか中国地方、濃尾平野ではどうなってるの?
445
:
名無しさん
:2011/11/25(金) 23:45:12
>>444
少なくとも(1)で言えば、外輪東京式の地域では違う。
外輪東京式では、複合語のアクセントは最初の形態素に支配される。
これは京阪式の式保存の法則を継承するものだ。
外輪東京式では、古京阪式(南北朝以前の京都アクセント)における高起式は無核、低起式は有核になる。
これは複合語にも適用され、無核の形態素が最初に来たら全体が無核、有核の形態素が最初に来たら全体が有核になる。
446
:
444
:2011/11/28(月) 21:56:59
そうだったんだ。北海道出身なのに全く知らなかった。
まあ俺は「最近の東京人は母音の無声化がヘタクソ」と感じるほどNHK語漬けで育ったからな。
447
:
名無しさん
:2012/03/20(火) 23:38:11
一般に埼玉特殊は中輪東京式から変化したといわれるけど、逆の可能性は
ないのか考えてみた。
院政京都アクセントのうち助詞を高とみなして、低高と低降の部分だけ
低高という形で保持し、(三拍名詞七類は低高低(高)だが、最初の低高の
部分を保持)この低の部分が上がり核になったと考える。こうすると埼玉特殊
アクセントぽいものができ、上がり核を下がり核に変えると中輪東京式になる。
問題は三拍名詞三類と六類で、この理屈でいくと三拍名詞三類は
○○低(高)、三拍名詞六類が低高○(○)になってしまう。そこで、院政期の
三拍名詞三類が高低中で、六類が中高高で、低中も低高に変化したと
仮定すると、三類は○低高(○)、六類は平板型になり、上がり核を下がり核に
変えるとこれらは中輪東京式に一致する。
448
:
447
:2012/03/21(水) 13:53:39
三拍名詞六類は埼玉・中輪祖アクセントになる前に一類と統合したため、
理論形の低高○(○)ではなくて平板型になった可能性もある。
埼玉・中輪祖アクセントになる際には上がり核だけしか残らず、第一拍と
第二拍の高低が異なるような現象はその後の埼玉・中輪祖アクセント内部での
変化によるものだと思う。
453
:
名無しさん
:2013/01/15(火) 14:38:41
金田一春彦の1937年の調査では、
標準語によく似たアクセントとして「京浜アクセント」、それに準じて似ているものとして「房総アクセント」と
「館林式アクセント」、標準語と正反対の型の区別があるものとして「埼玉アクセント」、
それに準ずるものとして「草加式アクセント」、京浜アクセントと一型アクセントの中間のものとして
「佐野式アクセント」、埼玉アクセントと一型アクセントの中間のものとして「久喜式アクセント」が挙げられている。
戦前は浦安、葛西、戸ヶ崎、花畑、土合、鳩谷、草加、岩槻、日勝が草加式アクセント、
大門、吉川、原市、蓮田、駒西、加須、不動岡が埼玉アクセント、
粕壁、杉戸、幸手、久喜、菖蒲、栗橋、羽生が久喜式アクセント、
蘇我、津田沼、瑞江、金町、水元、川口、蕨、与野、馬橋、流山、館林、富田が館林式アクセント、
千葉、佐倉、四街道、大和田、船橋、中山、市川、柏、松戸、小金、金町、本田、小松川、
吹上、鴻巣、桶川、上尾、大宮、川越、所沢、忍、行田、埼玉村、熊谷が京浜アクセント
454
:
名無しさん
:2013/01/26(土) 02:07:13
447, 448説を修正してみた
奈良田・埼玉アクセントは、南北朝アクセントから上げ核はそのままで、
高起類の下げ核は下のように一拍後ずれできるものはさせて、上げ核
だけの体系にして、高起と低起の区別が消滅したと考えれば中輪アク
セントを経ずにできる。
(H)○┐○→○○┘
この仮定で、高起類での一拍後ずれが起きたトリガーは高起と低起の
消滅かもしれないので先に式の消滅があったとも考えられる。
ただし3拍6類はこれらの変化が起こる際に低起無核だったと考える
必要がある。(音調としては6類LHH、7類LHLと想定してもかまわないが)
奈良田・埼玉アクセントと隣接する東日本の中輪アクセントの成立過程は
両者が分岐するまでは異なるとは考えられないので、東日本の中輪乙種は
奈良田・埼玉アクセントが上のように成立したとすれば、同じ過程を経た
ことになる。東日本ではこの後上げ核→下げ核の変化が現在の中輪と
外輪地域で起きて、次第に奈良田・埼玉アクセントの範囲が狭まっていった。
外輪乙種の上げ核→下げ核については既に木部説などで出ている
(北奥の昇り核アクセントは一旦下げ核になってから一拍卓立を経て
成立したと思っている。また中輪・外輪アクセントの成立過程は複数
あったと考えているので、西日本では通説通りに変化したと思っている)
この説の過程とは逆に三重県長島のアクセントでは室町時代の京都
アクセントから高起類の核はそのまま一拍卓立調に、低起類は
2拍目が一拍卓立調の核に変化し上げ核は消滅したように思える。
457
:
名無しさん
:2013/10/07(月) 21:27:30
http://www.dailymotion.com/video/x15gjxs_%E5%88%91%E4%BA%8B%E5%90%89%E6%B0%B8%E8%AA%A0%E4%B8%80-%E6%B6%99%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%B0%BF12-%E8%A6%AA%E3%81%97%E3%81%84%E6%95%B5-2-2_lifestyle
すみません
上の2時間ドラマ動画14分46秒〜の鶴田忍と船越英一郎の
寒かった
LHLLL
っぽいアクセントは、不自然ではないですか?
どういう狙いで
サムカッタ
HLLLL
とのアクセントを避けたのでしょう?
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