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674玄道 ◆xvhaSPKbVw:2010/12/26(日) 17:45:38
古神道(神仙道)玄學に於ける歸幽(謂はゆる「死」)の瞬間の状況の解説。(その四)

『普通の人類は自分は死んだのである。・・・・といふ事を感付く事さへ容易ではないのである。
在世中に靈魂の存在とか死後の生活の事などに、全然無關心のものや無信仰のもの等々、
いはゆる醉生夢死せる連中は、殆ど自分が既に死んだものであると言ふ事すら氣附かない
者が多いので、(在世中の相當の信仰者等の中にもある。)ただ、自分はまだ死なずに在世生活
でもしてゐるやうな心持で、周圍の状況を夢幻的にボンヤリと眺めてゐる程度のものである。

昭和卅一年の四月中旬頃であるが、愛媛縣の修道士にして大酒豪者と鳴らしたS氏が、(當時年齡
卅四、五才)或る日の夜、彼方此方の諸酒場で大量に飮酒して、歩行不能に近いほど大泥醉
するにも拘らず、一人で自家乘用車を運轉して歸路の途中、運轉を誤り、約八メートル程の崖下に
墜落慘死したが、此の事故を發見されたのは翌日の九時頃であつた。

此の事故件から約數年後の昭和卅八年九月上旬のある夜、幽眞界のある區境にて、奇しくも今は
靈質系の靈躰に轉化してゐるS氏に出會したのであるが、其の時のS氏の話によると、・・・・
「僕は泥醉運轉で強い衝撃を感じたことは、オボロ氣に記憶してゐるが、これもホンの瞬間時の
ことであり、それ以後の事は全然記憶してゐない。・・・暫くして意識が恢復して起き上がつて見ると、
近くに大破した自動車のそばに一人の男の慘死躰が横たはつてゐるので、誰人かと思ふて近寄つて
よく見ると、それは自分の慘死躰であつたので、初めて自分は自動車墜落事故で死んだのであると
言ふことを悟つた。」云々

例に似たやうな事實は昔も今もよくあることであるが、大躰は似たり寄つたりでそんなものである。』(前掲書)


著者の紫龍仙翁は現世に生存してゐながら、幽眞界に度々出入りした神仙でありました。
このやうな方はいつの世にも數人は存在してゐるといふ事であります。また、その逆もあり、
そもそもは幽眞界の住人でありながら、何等かの理由で地上現世界で社會生活を行なひながら、
時々幽眞界へ歸り現世生活の報告をしたりしてゐるさうであります。

あるとき紫龍仙翁が、幽眞界で見かけた正天狗が現世の警備會社で働いてゐるところに出會つた事が
あるさうです。最初彼はバツの惡さうな顏をしてゐたさうですが、そのうち諦めて「ああ、あなたでしたか・・」と
白状したといふことです。彼の妻や子供は彼が正天狗であることなどもちろん知らないとのことです。
天狗というても「正天狗」ともなれば相當に靈格の高い存在で、そこら邊の人間など足下にも及ばぬ見識と
靈威力を備へてをられるさうであります。

<次囘につゞく>

とこしへに 國まもります 天地の

         神のまつりを おろそかにすな (明治天皇御製 明治四十三年)


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