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建設的な議論をしましょう。PART20

722名無しさん:2014/08/03(日) 09:25:21
1991年から99年までロシアの大統領を務めたエリツィンは「西側」の巨大資本に操られていた人物で、新自由主義に基づく政策でロシアを破壊してしまった。オリガルヒと呼ばれる富豪を生み出す(恐らく、日本の「エリート」が新自由主義を推進、TPPを締結したがる理由はここにある)一方、大多数の国民を貧困化、国のシステムもズタズタにされたのである。

 この段階で「西側資本」はロシアを属国にしたと考えたようだが、ウラジミル・プーチンが実権を握ると政府に従わないオリガルヒを追放、あるいは拘束してロシアの立て直しに着手する。追放されたオリガルヒのひとりがチェチェン・マフィアを後ろ盾とするボリス・ベレゾフスキー(後にプラトン・エレーニンへ改名)。その下で働いていたロシアの元情報機関員がアレクサンドル・リトビネンコ。

 ベレゾフスキーはイギリスへ亡命したが、イスラエルへ逃げたオリガルヒ仲間も少なくない。リトビネンコは2006年に放射性物質のポロニウム210で毒殺されたのだが、その数週間前にイスラエルを訪れている。ロシアの石油会社ユーコスの元幹部レオニド・ネフツーリンとイスラエルで会ったのだ。ベレゾフスキーもイスラエルとの関係は深く、少なくとも一時期、イスラエルの市民権を持っていたことがある。

 リーバーとプレスの論文が出たことでもわかるように、2006年はアメリカでロシアを先制攻撃しようという気運が高まっていた時期。アレクサンドル・リトビネンコの弟、マキシムによると、その直前に兄はロシアへ戻ろうとしていた。

 「西側」のメディアはプーチンがアレクサンドルを殺させたとするキャンペーンを展開したが、殺す意味が見いだせない。父親のボルテルは、死の直前に息子が書いたというメモが不自然だともしている。そのメモは非の打ち所のない詩的な英文で、息子の英語力にそぐわず、誰か別の人物が書いたと疑っている。

 ボルテルとマキシムの親子が怪しんでいる人物がベレゾフスキー。亡命後、この人物はメディアの世界に君臨するルパート・マードックや「ジャンク・ボンド」で有名なマイケル・ミルケンと親しく、大統領になったジョージ・W・ブッシュの弟でS&L(アメリカの住宅金融)のスキャンダルで名前が出てきたニール・ブッシュとは共同でビジネスを展開している。中でも目に引く友人はジェイコブ・ロスチャイルド卿と息子のナサニエル・ロスチャイルド。

 イギリス、イスラエル、チェチェンをつなぐイスラエル(シオニスト)系オリガルヒのネットワークに関する秘密をアレクサンドル・リトビネンコは知りすぎるほど知っていたはずだ。しかもイギリスの情報機関の仕事をしていたほか、シチリアのマフィアを通じてCIAともつながり、このネットワークにはアメリカを動かしているネオコンも含まれている。

 後にベレゾフスキーは経済的に苦しくなり、ロシアへ戻る意思を示すが、そうした中、2013年3月にイギリスで「自殺」する。勿論、ベレゾフスキーもイスラエル(シオニスト)系オリガルヒのネットワークについて熟知していた。

 現在、ウクライナの東部や南部で展開されている「民族浄化」の黒幕はドニエプロペトロフスクのイゴール・コロモイスキー知事だと言われている。勿論、その背後にはネオコンがいるわけだが、重要な役割を果たしていることは間違いない。アメリカの傭兵も雇っているだけでなく、アゾフ、アイダル、ドンバス、ドニエプルという私兵も組織、その戦闘員がオデッサの虐殺で主力だったともいう。このコロモイスキーもイスラエル系オリガルヒだ。




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