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518名無しさん:2015/07/25(土) 17:27:12


アメリカは「偽旗作戦」もよく使ってきた。バチカン銀行のスキャンダルで非公然結社の P2が明るみに出るが、この結社は「NATOの秘密部隊」、グラディオと表裏一体の関係にあ ったと言われている。このグラディオはイタリアの情報機関と連携しているが、その背後に はアメリカの情報機関が存在、1960年代から80年頃までの期間に「極左」を装って爆弾攻撃 を繰り返していた。いわゆる「緊張戦略」だ。

歴史を振り返ると、1898年にキューバのハバナ港でアメリカの軍艦「メイン号」が爆沈し た事件も「偽旗作戦」だったと疑う人は多い。アメリカはスペインが爆弾を仕掛けたと主張 、「米西戦争」を開始、ラテン・アメリカを植民地化する。フィリピンもこの戦争で手に入 れた。

ベトナムへ軍事介入する口実として使われたのが1964年の「トンキン湾事件」。アメリカ の駆逐艦が北ベトナムの魚雷艇に砲撃されたとアメリカ政府は宣伝、1965年2月には「報復 」と称して本格的な北ベトナムに対する空爆を始めているが、この事件の背後にはOPLAN34 Aと呼ばれる計画が関係していた。

これは1964年1月に大統領から承認されたもので、統合参謀本部直属の秘密工作部隊SOG が編成された。メンバーは陸軍のグリーン・ベレー、海軍のSEALs、そして空軍特殊部隊の隊 員。同年2月に破壊工作をスタートさせた。

その工作の一環として1964年7月に南ベトナムの哨戒魚雷艇が北ベトナムを攻撃、北ベト ナムが派遣した高速艇が到着したときには姿を消してしまい、そこには情報収集活動をして いたアメリカの駆逐艦、マドックスがいただけだった。攻撃の翌日、SEALsの隊員に率いら れた南ベトナム兵約20名がハイフォン近くのレーダー施設を襲撃、その報復として北ベトナ ムはマドックスを攻撃したと言われている。マドックスを攻撃した北ベトナムの艦船は米軍 機などの攻撃で撃沈された。

アメリカでは北ベトナムからの先制攻撃で戦闘になったとされ、議会は「東南アジアにお ける行動に関する議会決議(トンキン湾決議)」を可決、1965年2月からアメリカ軍は「ロ ーリング・サンダー作戦」を開始、ベトナムへの本格的な軍事介入になる。

アメリカの好戦派が1963年の後半にソ連を先制核攻撃する予定だったことは本ブログで何 度も書いてきた。その直前、彼らはキューバ軍を装って軍事攻撃やアメリカの都市での爆弾 攻撃、最終的には無人の旅客機をキューバの近くで自爆させて撃墜を演出し、「報復」とし てアメリカ軍が直接、キューバへ軍事侵攻する計画を立てていた。これが「ノースウッズ作 戦」。ジョン・F・ケネディ大統領に阻止されたが、計画は存在した。なお、ケネディ大統 領は1963年11月に暗殺されている。

最近の例では、イラク攻撃の前にアメリカ政府は「大量破壊兵器」という大嘘をメディア に広めさせ、リビア、シリア、ウクライナでは「民主化」や「人権」を侵略の口実に使い、 戦闘員は外部から投入している。トルコから大量の物資が運び込まれ、ISの手にわたってい ることも判明している。「安全保障関連法案」を議論する場合、「アメリカの戦争」という 表現が使われているようだが、「アメリカの侵略」とすべきだ。国防、防衛、自衛といった 類いの話ではない。

その侵略プランのベースにあるのが1992年に作成された「ウォルフォウィッツ・ドクトリ ン」で、アメリカが「唯一の超大国」であり続けるために潜在的ライバルを潰すとしている 。アメリカの支配層が世界の覇者として君臨する仕組みを作るという意味で、この法案はTP P/TTIP/TISAとリンクしている。




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