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東スレ避難所 part 10
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http://pepin.jp/stage/multimedia/pretalk/1/2010-08-17.html#section1
濱野:現在はさらに状況が変わっていて、ニコ動で今人気があるのは「ニコニコ生放送」という、リアルタイムな
ものなんですよ。ツイッターを見て、Ustreamを見て、という流れなので生放送ばっかりになってきています。
だから僕が『アーキテクチャの生態系』を書いたときとは状況は大きく変わっていて、擬似同期よりもただの
同期のほうが優勢になっています。
濱野:僕なんかもすっかりそうなんですが、ニコ動に慣れてしまうと、面白いものを街中で見ると文字が見えるんですよ。
空間に、うっすらと(笑)。
たとえば恋愛でも「こういう時はこうするんだな」というパターンがあって、映画の真似をしたり、小説の真似をしたり。
今は、ニコ動での共有リアクションパターンがあるんですが、それが身についてしまうと、ライブではそのリアクション
パターンを体験することが出来ないので、逆に物足りなさを感じてしまうらしいんです。
濱野:そもそも人間は、これまでリアルタイムに文字を見て何かを共有する、ということをやったことがないんですよ。
たとえば「マルチメディア」という書き文字を共有する時は、メモに書いて渡して読んで、という行為が出てくるので、
書く瞬間と読む瞬間は必ずズレている。
だから普通、書き文字ってリアルタイムではないんですよ。あくまでも、話し言葉がリアルタイムなんです。
ただ、話し言葉は声なので、一度に複数の人間がワシャワシャと喋っていたら何が何だかわからないじゃないですか。
だから話す場合はターン毎になっているんです。
ただ、ニコ動の言葉の特徴はあくまでも「文字」なので、一度に複数人が喋っても大丈夫なんですよ。
一度にババッと出てきても文字だから読めるんです。もう聖徳太子状態というか(笑)。
濱野:そういえば、フロイトが、人間の精神は「マジックメモ」に近いと言っている論文があって。マジックメモというのは、昔あった、
「せんせい」っていうおもちゃ(白いボードに磁石で書きスライドして消す、何度でも書いては消すことが出来るおもちゃ)に近くて、
つまり何度でも書いては消せる、ということなんですが…
フロイト曰く、人間はものごとを、言葉を通じて認識する、それは何回書き込んでも脳のメモリーはいっぱいにはならない。でも、
マジックメモだと筆圧がうっすらと痕跡としては残っていく。人間の脳もこれに近くて、言語を通じてまずは現実をきちんと認識して、
でも常にその書き込み内容をリフレッシュしていくことができるシステムなんだと。
この考えからいくと、これまでは「現実があり、それを認識して、文字にして、脳に記憶する」というモデルだったんですよ。ただ、
ニコ動の場合には、現実の前にまず文字が存在し、脳に記憶をして、という順番になるので、フロイトのいう「文字は遅れてやってくる」
というモデルからは完全に違っているんですよ。
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